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1部   高等教育の課題と展望
第4章  諸外国の高等教育
第4節  フランス
2  入学制度


大学入学に必要なバカロレアは,中等教育修了と大学入学資格とを併せて認定するものである。バカロレアは大きく,普通教育バカロレア,技術バカロレア及び職業バカロレアの3種類に分かれており,取得者は―般にバカロレアの種類,専攻分野ごとに進学するが,必ずしもそれに拘束されるわけではない。バカロレア取得試験の合格率は68.4%,バカロレア取得者が該当年齢層に占める割合は31.9%である(1986年度)。

バカロレアを取得すれば,原則として無選抜で大学に入学できる。しかし,近年のバカロレア取得者の急増により入学志願者が入学定員を大きく上回ることも多く,何らかの入学制限を実施する大学が出始めている。入学制限は,一般に大学への出願の先着順や大学所在地出身者の優先入学等により行われているが,このほかにも試験官による面接,リセでの学業成績やバカロレア取得試験での特定教科の成績の審査,国語・外国語や一般教養の試験等による選抜が実施されている。

全国約300校のグランゼコールのうち,大学以上の社会的威信を誇るものは,競争試験による入学者選抜を実施している。また,入学希望者はバカロレア取得後,選抜制のグランゼコール準備級で1〜2年の入学準備教育を受けなければならない。


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