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1部   高等教育の課題と展望
第4章  諸外国の高等教育
第1節  概説
4  学生への援助


各国では学生の学習・生活に対する様々な援助事業が行われており,その中で各国の奨学金制度は比較的充実している。

主たる奨学金について,給与か貸与かという点からみれば,フランス,ソ連が給与,アメリカ合衆国は給与と貸与の双方,西ドイツは半額給与・半額貸与となっている。イギリスは,従来,給与奨学金のみであったが,高等教育の拡大を図る上で大きな財政負担になることから,1990年に貸与奨学金の一部導入が決定されている。

受給者の比率や事業主体についてみると,イギリスでは学部段階で外国人を除く希望者全員に,ソ連では原則として成績不良者等を除いた全員に奨学金が国や地方から支給されている。アメリカ合衆国では,連邦や州政府の奨学金のほか,大学独自の奨学金の制度もあり,パートタイム学生も含めた学部学生のうち,なんらがの奨学金を受給している者は45.5%(1986年),連邦政府奨学金受給者は34.9%(同年)に上っている。

西ドイツでは,1990年に貸与制から半額給与,半額貸与制に切り替えられた連邦主体の奨学金を高等教育機関全在学者の3割弱が受給しており,フランスでも約15%の大学生に対し国がら奨学金が支給されている。


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