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1部   高等教育の課題と展望
第3章  高等教育改革の方向
第5節  生涯学習社会への対応
1  履修形態の多様化


社会人等の学習機会を拡充するため,大学における履修形態を多様化・柔軟化することが重要である。

まず,大学,短期大学におけるフルタイムの学習が困難な人々に対し,限られた時間を有効に活用してパートタイムの形態で教育を受ける機会を拡大することが要請されている。また,その際,これらの学習の成果に対して,一定の制度的な評価を与えることが,学習意欲の向上に資するものと考えられる。

このような観点から,現在,大学審議会においては,大学,短期大学における新しいパートタイムの履修制度として,「科目登録制」(特定の授業科目の単位修得を目的とする学生を受け入れる制度),「コース登録制」(コースとして設定された複数の授業科目の単位修得を目的とする学生を受け入れる制度)の導入が検討されている。

また,近年,社会人については,平日の勤務を終えた後の夜間の時間を利用しての学習に対する需要も増大しており,これにこたえるため,いわゆる夜間大学院の拡充が期待されるとともに,学部レベルについても,夜間学部のほか,昼夜にわたって授業を開設して,学生の生活形態に応じた履修を可能にするいわゆる昼夜開講制の拡大が要請されており,関連法令の整備が必要となっている。

さらに,中央教育審議会からは,大学・短期大学等における生涯学習センターの開設が提言されており,今後,各大学・短期大学等にあっては,その自主的な判断により,同センターを開設することが期待される。

また,同審議会においては,生涯学習の成果の評価の在り方も検討されているところである。


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