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1部   高等教育の課題と展望
第3章  高等教育改革の方向
第2節  高等教育の高度化
2  学位制度の改善


教育研究の高度化の観点からは,学位制度の在り方も重要な問題であり,その制度の見直しが求められている。

博士の学位の授与状況をみると,自然科学の分野では,課程制大学院に基づく学位制度の趣旨に沿って,活発に学位授与が行われているのに対して,人文・社会科学の分野では,学位の授与は極めて低調である。

しかしながら,国際化の進展,留学生の積極的受入れ等に伴い,学位授与状況を改善することが強く求められている。また,大学院の標準修業年限内に学位を取得できない状況が一般化することは,学生の大学院への進学意欲を損なう結果につながるとの指摘もある。

学位制度については,課程制大学院制度の趣旨に沿って,すべての分野において博士の学位の授与の円滑化を図るとともに,学術研究の高度化,学際領域への展開等の状況に柔軟に対処することが求められている。

このため,現在,大学審議会において,博士の学位の種類の簡素化等学位制度の見直しが行われているところであり,それを踏まえて適切な施策を講ずることが必要となる。あわせて,大学関係者自身の意識改革とその自主的努力によって,学位授与の円滑化の実現が期待される。


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