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1部   高等教育の課題と展望
第2章  高等教育の現状と課題
第5節  私立学校の現状と振興助成
3  私立大学等の教育研究条件等



(1) 学部系統別の設置状況

現在の私立の大学・短期大学について,学部系統別の設置状況の面がらみると,次のような特色がみられる。私立大学については,文科系学部の割合が大きく,全体の6割を超えており,特に,社会科学系と人文科学系の割合が国公立大学に比べるとかなり大きくなっている。その反面,理科系学部が少なく,理学系,工学系,医歯系などの割合が国公立大学に比べると小さい。また,私立短期大学については,人文系(27.7%),家政系(26.5%)の学科が大きな割合を占めている (図1-2-37)

このように,国立と私立の学部系統構成に大きな差があるため,国立と私立の教育研究条件を一概に比較することはできないが,私立大学等の教員の配置状況,施設の整備状況についてその概況をみると次のとおりであり,おおむね改善されてきているといえる


(2) 教員配置の状況

本務教員一人当たりの学生数について,私立大学について昭和40年度以降の推移をみると,昭和50年代中ごろまでは,本務教員一人当たりの学生数は30人前後で横ばいの状態であったが,それ以降,次第に改善され,昭和60年代に入ってから24人前後となっている。すなわち,昭和40年度から昭和60年度までの20年間に私立大学の学部,大学院の学生数は,2.0倍に増加しているのに対し本務教員数は2.4倍に増加しており,私立大学における教育研究条件の向上のため,教員の充実に努力が払われているといえよう (図1-2-38) 。なお,私立高等専門学校については,16〜18人の間にとどまっているが,私立短期大学については,昭和40年度の15.4人から次第に増加し,現在では25人となっている。

1-2-37  大学・短期大学における専門分野別入学者数の割合


(3) 施設の整備状況

私立の大学,短期大学,高等専門学校の施設の整備状況について,昭和40年以降の推移をみると,学生一人当たりの校舎面積は毎年徐々に増加してきており,例えば,私立大学については,昭和40年度に比べ1.6倍の増加となるなど校舎等建物の教育環境の整備のため,施設の拡充にかなりの努力が払われていることが分かる (図1-2-39)


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