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1部   高等教育の課題と展望
第2章  高等教育の現状と課題
第3節  入学者選抜の改善
3  国公立大学の受験機会の複数化


国公立大学の受験機会の複数化を図るため,昭和62年度入学者選抜から,「連続方式」(個別の大学がA日程又はB日程のいずれかの日程により試験を1回実施する方式)が導入され,平成元年度入学者選抜からは,この方式に加えて,「分離・分割方式」(個別の大学が定員を分割して試験を2回実施する方式)も併用されることとなった (図1-2-27)

国立大学の平成元年度入学者選抜においては,9大学44学部で分離・分割方式が採用されたが,平成3年度においては,分離・分割方式を採用する大学が50大学188学部に増加し,全国立大学・学部の50%を超える大学・学部が併用することとなっている。

このように分離・分割方式が着実に増加しているが,これにより,1)従前の1期校・ 2期校制時代の大学の序列化の顕在化という弊害を避けられること,2)個別の大学が2回の試験をそれぞれ異なった選抜基準で実施することにより,多様な資質を持った学生を確保でき,大学の活性化にも資すること,3)異なった選抜基準によって選抜された学生の入学後の学修状況等を追跡調査することにより,将来の入学者選抜方法の着実な改善に役立てることができること,4)追加合格や2次募集の生じる余地が比較的少ないので,合格・不合格のボーダーライン上の受験生が不安な状態で待たされることが少ないこと等が積極的評価として挙げられており,受験生の選択の機会の拡大と多様な選抜方法の導入を促進することが期待されている。

1-2-27  国公立大学の受験機会複数化の方式(平成3年度の日程)


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