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2部   文教施策の動向と展開
第10章  情報化の進展と教育の対応
第5節  文教施設の情報化と情報ネットワークの整備
2  インテリジェント・スクール構想への対応


臨時教育審議会から提唱されたインテリジェント・スクール構想は,生涯学習社会における文教施設の条件整備の一つとして,新しい情報通信・処理機能の導入を挙げている( 2部第2章第2節参照)。


(1) 情報手段の活用

文教施設においては,次のような情報通信・処理機能の活用が考えられる。

第一は,多様な学習活動への活用である。人々の主体的な学習活動や,様々な学習課題の解決を支援するために,CAI等の情報手段を積極的に活用することが重要である。

第二は,各種情報提供への活用である。生涯学習社会においては,学習機会,施設利用状況,団体・グループ,指導者,教材等に関する様々な学習情報や,各種事務連絡等利用者が活動を行う上で必要がっ有効な学習情報を提供するために情報手段を活用することが重要である。

第三は,データベースの作成・利用への活用である。文教施設で扱われる情報量は飛躍的に増大しており,情報の利用形態も高度化・多様化してきている。これに対応し,利用者が必要とする最適な情報を正確がつ迅速に提供することが重要となっている。このため,図書,研究成果,各種ソフトウエア,人材,所蔵品等の各種情報に関するデータベースを整備し,利用者が簡単に検索・利用できるようにするために情報手段を活用することが重要である。

第四は,各種デ一夕処理への活用である。教育・研究等に必要な各種データの正確かつ迅速な処理に情報手段を活用し,従来は困難であったデータ処理を可能にするとともに,教育・研究活動を活性化させることが重要である。

第五は,施設の運営・管理における事務処理等への活用である。文教施設で行われる活動が多様化・高度化し,各種活動に伴う事務量が増えてきている。このため,今後,文教施設の運営・管理を迅速かつ効率的に行うことが可能となるように情報手段を活用することが重要である。


(2) 情報システムの構築

文教施設を本格的な情報環境として整備するためには,文教施設相互あるいは文教施設と他の関連施設を情報ネットワークによって結び,これを介して遠隔地や海外と情報の受発信を行う等,時間的・距離的な制約を解消し,人々の活動範囲を拡大させることが重要である。

また,文教施設の情報システムは,施設種類,施設規模,立地条件等個々の施設の実情に即した適切なシステムとして構築することが重要であり,その際,次のような点に留意する。

第一は,明確な利用目的を設定すること及び利用目的に合致したシステムを導入すること,第二は,利用目的,経済性,発展性等を総合的に勘案した上で,システムに最適なメディア(媒体)の選択を行うこと,第三は,利用する人々の特性や情報活用能力を考慮した適切なインターフェース(仲介装置)の選定を行うこと,第四はこれらのシステムの進展,セキュリティーの確保等に対応する管理運営体制を確立することである。

文部省は文教施設における情報環境の整備の観点から,文教施設への情報機器の導入,学習情報や学術情報のネットワークの構築,各種データベースの整備等に配慮している。


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