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2部   文教施策の動向と展開
第10章  情報化の進展と教育の対応
第5節  文教施設の情報化と情報ネットワークの整備
1  文教施設の情報化の推進


教育・学術・文化・スポーツ等の分野において,情報手段の活用は,学習指導における学習内容の理解や学習課題の解決,学習者を適切な学習機会に結び付けるための学習情報提供や学習相談,教育・学習・学術研究等におけるデータ処理や情報検索,文教施設の効率的な管理運営など様々な面において有効な手立てとなるものである。また,情報活用能力の育成や情報技術者の養成のためには情報手段の利用が不可欠である。

このような要請にこたえるためには,文教施設で営まれる諸活動において多様な情報手段の活用を可能にする情報基盤を整備し,その情報環境を高めること,すなわち文教施設自体の情報化を推進する必要がある。

また,先の臨時教育審議会答申においても,情報化への対応として,様々な教育・研究・文化・スポーツ等の施設を本格的な情報環境として整備する必要性が指摘されている。

文教施設の情報化は,文教施設への各種情報機器の導入,情報ネットワークの構築,各種データベースの整備など情報機器やシステム等の整備とともに,これに伴う施設面における次のような対応が重要になる。

第一は,情報通信・処理機能のための空間等の確保である。情報機器を導入するには,その利用形態や設置形態に適した部屋やスペースを用意するとともに,空調設備を設置し,情報機器の拡張・更新に際して柔軟に対応できる電源設備,通信線・電力線等の配線ルート等を整備する必要がある。

第二は,情報セキュリティの確保である。情報通信・処理機能維持の観点から施設・設備面における信頼性,安全性を向上させることが重要であり,このため,情報機器への電源供給経路の二重化やバックアップ電源設置などの停電対策,通信ルートの保護等による情報の漏洩や破壊等の防止,電算機室等への入退室管理システムの設置等による情報機器の不正使用の防止等が必要である。

第三は,利用者の心身の健康維持等への配慮である。VDT等の電子表示装置を使用する場合における適正な採光・照明による視環境の確保,機器から発生する騒音対策等が必要である。また,気軽に気分転換を図ったり談話できる人間的な空間を設けることなども重要である。

第四に,上記のような施設面での対応と併せて,施設及び情報システムに関する管理運営体制の整備も重要である。

文部省では,以上のような観点を踏まえた文教施設の情報化を図る観点から,例えば国立大学における情報機器の導入やネットワークの構築に必要な施設・設備の整備,公立学校における余裕教室等のコンピュータ教室への改造及びこれと一体的に整備するコンピュータ機器について,大規模改造事業の対象とし,国庫補助を行っている。

2-10-3  情報手段の活用例(学校施設の場合)



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