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2部   文教施策の動向と展開
第9章  国際化の進展と教育・文化・スポーツ
第6節  海外子女・帰国子女教育の充実
2  帰国子女教育の充実



(1) 帰国子女教育の現状と施策

海外在留邦人の増加に伴い,海外に長期間在留した後帰国する子どもの数も増加しつつあり,昭和63年度間に帰国した子どもは,小・中・高等学校段階合わせて1万人を超えている( 2-9-7 )。

このような海外から帰国した子どもについては,国内の学校生活への円滑な適応を図るとともに,海外で身に付けた特性を生かせるようにすることが必要である。

このため,文部省では,これらの子どもの比較的多い地域の国立大学附属学校に帰国子女教育学級を設けたり,帰国子女教育研究協力校や帰国子女教育受入推進地域を指定している。さらに,帰国子女受入れに当たっての教育的配慮事項を通知して指導の徹底を図るとともに,帰国子女担当教員の研修会の実施,帰国子女教育の手引きの作成等諸施策を講じ,帰国子女教育の推進に努めている。

また,高等学校や大学の入学者選抜においても,別枠の設定や特別の選抜方法など帰国した子どもに対する特別な配慮を行う高等学校,大学がかなり増加してきているが,更に多くの学校がこのような特別の配慮を行うことが望まれる。

なお,昭和63年10月に学校教育法施行規則を一部改正し,帰国後の子どもに対する高等学校への入学・編入学機会の拡大を図る措置を講じた。

また,都道府県等に対して編入学に関し,試験の実施回数の増,特別定員粋の設定,受験手続の簡素化・弾力化,情報の提供等に配慮するよう指導している。

2-9-7  海外から帰国した子どもの数の推移


(2) 中国帰国孤児子女教育の現状と施策

最近,中国からの帰国孤児が増加しており,その同伴する子どもに対する適切な学校教育の機会を確保するため,中国帰国孤児子女教育研究,協力校を指定したり,これらの子どもを受け入れている学校に,中国語のできる者を指導協力者として巡回させる事業などを実施している。

2-9-13  中国帰国孤児の子どもの数の推移


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