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2部   文教施策の動向と展開
第9章  国際化の進展と教育・文化・スポーツ
第4節  留学生交流の推進
1  留学生受入れの現状


留学生交流は,我が国と諸外国相互の教育・研究水準の向上をもたらすとともに,相互理解や友好の促進,さらに,開発途上国の場合には,その人材養成に協力するなど極めて重要な意義を有する。

我が国の大学等に学ぶ外国人留学生は,近年大幅に増加しており,昭和63年5月1日現在でその数は2万5,643人に上っている。これは,5年前と比較しても2倍以上であり,ここ数年の平均伸び率は約20%となっている。これらの留学生のうち,文部省が直接に奨学金を支給する国費留学生は4,118人で,外国政府が自国の費用で派遣している留学生が976人,それ以外の2万549人が私費留学生である(図2-9-2)。

これらの留学生はその9割近くがアジア諸国の出身であるが,中でも中国,台湾,韓国の3か国(地域)で全体の約7割以上を占めており,これらの国々と我が国との地理的・歴史的結び付きを顕著に反映したものとなっている( 2-9-3 , 2-9-6 )。

今や世界の留学生人口は約100万人といわれている。我が国の留学生数を主要先進国と比較してみると,アメリカは約35万,フランスは13万,西ドイツは8万,イギリスは5万となっており,日本の2万5千人は,近年急速に増加しているとはいえ,これらの国と比較してまだ少ない状況にある( 2-9-7 )。


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