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2部   文教施策の動向と展開
第8章  文化の振興
第4節  伝統文化の継承こ保存
1  文化財保護の仕組みと意義


文化財は,我が国の歴史,伝統,文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり,かつ,将来の文化の向上発展の基礎をなすものである。この貴重な国民的財産である文化財を保護するため,文化財保護法により,社寺建築や絵画,彫刻などの有形文化財,歌舞伎,陶芸などの無形文化財等が,国宝・重要文化財等として指定又は選定され,保護されている( 2-8-2 )。

文部省には,文化財の保存・活用に関する重要事項の調査審議等を行うため,文部大臣・文化庁長官の諮問機関として文化財保護審議会が置かれており,文化財の指定・選定は,同審議会の諮問・答申を経て文部大臣が行っている。

なお,昭和63年度に新たに指定・選定した文化財の件数は,重要文化財66件を始めとして後述のとおりであるが,この結果,平成元年3月末現在の国指定文化財等件数は 2-8-7 のとおりとなっている。

文化財の保護に関しては,今日の社会の急激な変化の中で,史跡や埋蔵文化財などの保護と住民生活や開発行為との調整等が必要となっているほか,地域における生活を文化的な潤いのあるものにするため,住民が文化財に愛着を持ち,身近に接することができるよう文化財の公開活用を一層推進するとともに,学校教育や地域における伝統文化の学習・伝承活動の充実を図ることが重要になっている。さらに,文化財の保存・活用を推進する上で,民間の活力を一層重視していく必要がある。

2-8-2  文化財保護の体系

2-8-7  国指定文化財等件数


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