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2部   文教施策の動向と展開
第8章  文化の振興
第2節  芸術文化の振興と普及
2  芸術鑑賞機会の充実



(1) 舞台芸術の巡回公演

国民の芸術文化に対する興味・関心が著しく高まっている今田芸術を鑑賞できる機会を充実することが強く求められているが,特に,優れた舞台芸術公演に直接触れる機会は大都市以外の地域ではまだ必ずしも十分ではない。

このため,文化庁では,地域間の格差を是正するとともに地方公共団体の文化振興施策を刺激する効果をねらって,地方公共団体等と共催して各種の巡回公演を行っている。

1) 移動芸術祭最高水準のオーケストラ,バレエ,演劇,伝統芸能等の舞台芸術を各地域に派遣するもので,数県で集中的に開催するほか,その他の地域をにんじょうはなしぶんしちもっとい巡回している。昭和63年度の公演演目は,「人情噺文七元結」(歌舞伎),「カルメン」(オペラ),「田園」(オーケストラ),能「清経」(能楽)など11種目143公演を実施した。平成元年度は,11種目136公演を実施する。
2) こども芸術劇場成長期にある子どもたちに成長段階に応じた優れた内容の舞台芸術を鑑賞する機会を提供し,情操のかん養に資するため,毎年夏休みに10歳から13歳の児童生徒を対象とする巡回公演を実施している。昭和63年度の公演演目は,「ヘンゼルとグレーテル」(音楽劇),「山びこ」(合唱),「バンビ」(児童劇)など5種目50公演を実施した。平成元年度は,5種目47公演を実施する。
3) 青少年芸術劇場次代を担う青少年に我が国の一流水準の舞台芸術公演を鑑賞する機会を提供し,芸術文化に関する関心を高めるため,毎年夏休みに14歳から19歳の生徒等を対象とする巡回公演を実施している。昭和63年度の公演演目は,「白鳥の湖」(バレエ),「ガラスの家族」(新劇),「曽根崎心中」(文楽)など9種目51公演を実施した。平成元年度は,9種目47公演を実施する。
4) 中学校芸術鑑賞教室中学生の情報のかん養と芸術活動への参加の気運を醸成するため,優れた舞台芸術を学校現場に派遣することにより,学校教育の場での芸術鑑賞及び表現活動の機会を確保し,もって芸術文化の振興と中学生の健全育成を図ることを目的とするもので,昭和63年度の公演演目は,「走れメロス」(演劇),「星になった竜のきば」(ミュージカル),「勧進帳」(邦楽,邦舞)など6種目58公演を実施した。平成元年度は6種目50公演を実施する。

(2) 巡回美術展

優れた美術作品を直接鑑賞する機会についても,地域間の格差を是正するため国立美術館の所蔵作品等の巡回美術展を行っている。

1) 国立美術館所蔵内外美術名品展

国立美術館所蔵の美術作品を各地の美術館に巡回展示し,各地域の住民に対して鑑賞する機会を提供するもあて,昭和56年度から行っている。

昭和63年度においては,「東京国立近代美術館所蔵作品による日本の現代美術-1945年以降」を八戸市美術館,愛知県美術館,駿府博物館,そごう美術館(横浜市)の4会場で開催した。平成元年度は,全国5会場で開催する。

2) 現代美術選抜展

現代美術の動向を各地域の人々に紹介するとともに,美術創作活動を一層奨励するため中央で開催される主要な団体美術展の受賞作品及び文化庁が買い上げる優秀美術作品を地方の美術館等に巡回展示するもので,昭和42年度から行っている。昭和63年度においては,豊田市民文化会館,石巻文化センター,弘前市立博物館の3会場で,日本画,洋画,版画,彫刻76点を選抜して開催した。平成元年度は全国4会場で開催する。


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