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2部   文教施策の動向と展開
第7章  体育・スポーツの振興
第3節  競技スボーツの振興
1  競技スポーツの現状


国際競技大会における日本選手の活躍は,国民,特に青少年のスポーツに対する興味や意欲をかきたて,我が国のスポーツの普及・振興を促進するものであり,ひいては明るく豊かで活力に満ちた社会の形成に寄与するものと考えられる。

しかしながら,近年,世界の競技水準が著しく向上するなかで,我が国の競技力の水準は相対的に低下しており,日本選手がオリンピック競技大会等国際競技大会において優秀な成績を収めることは次第に困難な状況になっている。

その要因については,日本選手の基礎体力の不足や競技に対する意気込み,取組方など,個人に帰せられるものもあるが,以下に挙げるような制度的要因も考えられる。すなわち,選手の能力を最大限に発揮させるための年齢,発達段階に応じた一貫指導体制の欠如を始め,選手強化にスポーツ科学の成果を取り入れる面での立ち後れ,選手及びコーチが競技会や合宿に容易に参加できるような支援体制の不備などがそれで,これらの問題に積極的に対応することが望まれている。

このような競技スポーツの現状に対する国民の意識を総理府の「体力・スポーツに関する世論調査」(昭和63年10月)でみると,スポーツの各種国際競技大会について,約8割の国民が関心を寄せている。また,日本選手がオリンピック競技大会等で活躍するために社会的な援助をすべきかどうかについても,「積極的に援助すべきだ」とする者が28.6%で,これに「ある程度援助すべきだ」の52.7%をあわせると,ほぼ8割の者が日本選手の国際舞台における活躍のための社会的援助を肯定している。

具体的な援助の内容としては,選手の練習や海外遠征等への経済的援助,高度な練習施設の設置等を挙げる者が多い。

2-7-3  オリンピック夏期大会における各国のメダル獲得率*の推移

2-7-3  オリンピック夏期大会における各国の メダル獲得数の推移

2-7-4  アジア競技大会における各国のメダル獲得率の推移

2-7-4  アジア競技大会における各国のメダル獲得数の推移


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