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2部   文教施策の動向と展開
第6章  社会教育の振興
第2節  家庭教育の充実


「人生において最初に出会う教師は親である。」といわれているように,子どもにとって家庭は,人間形成の行われる最初の場であり,家庭における親の果たす役割は非常に大きなものがある。

近年,核家族化,少子化,産業構造の変化,価値観の多様化,生活が物質的に豊かになったこと,就労婦人の増加など,家庭や家庭を取り巻く社会状況が著しく変化し( 2-6-1 ,図2-6-2 ),子どもの成長発達に影響を及ぼす種々の問題状況が発生している。このような現状に対して家庭の教育機能の低下を指摘する意見は多く,例えば,昭和63年7月に総理府が行った「家庭と地域の教育力に関する世論調査」によると,「最近は家庭のしつけや教育する力が低下しているか」という質問に対して,「そう思う」と答えた人が63.3%に達している( 2-6-3 )。そして,この低下していると思われる内容については「子どもの忍耐強さや困難に耐える力」が53.2%で最も多く,以下,「子どものしつけに対する親の態度」が42.8%,「子どもの基本的生活習慣」が29.1%となっている( 2-6-4 )。

文部省では,これらの社会的背景を考慮し,親の家庭教育に関する学習を奨励するため,学習機会や情報の提供,相談事業の実施など各種の事業を実施・援助している。

今後は,婦人の就労の増加,男女の役割の流動化,高齢化社会の進行等により家庭をめぐる状況が,更に大きく変化していくことが予想されることから,家庭教育に関する学習・相談機会の拡充を図るとともに,生涯学習の観点から家庭と地域の教育機能の活性化のために,関係機関とも連絡を密にして総合的な対策を講じていく必要がある。

2-6-1  世帯構造別にみた世帯数の推移

2-6-2  出生児数の推移(合計特殊出生率)

2-6-3   最近は家庭のしつけや教育する力が低下しているか

2-6-4  Qどのような面で家庭のしつけや教育カが低下しているか


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