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2部   文教施策の動向と展開
第5章  学術研究の振興
第8節  学術国際交流の推進
1  国際交流の必要性とその形態


学術研究は,真理の探究を目指す普遍的な知的活動であり,その発展のためには国境を越えた研究者の自由な交流・協力が必要不可欠である。

さらに近年,資源・エネルギー問題,地球環境問題のように全地球的な立場から取り組む必要のある分野や,高エネルギー物理学,核融合研究等大型の設備・装置を必要とするため,一国では対応し難い分野が増加しつつあり,このような観点からも国際交流の重要性が高まっている。

この点については文部大臣の諮問機関である学術審議会の答申においても指摘されているが,昭和63年5月に総理大臣の私的懇談会として設置された国際文化交流に関する懇談会の報告では,我が国の国際文化交流強化のために今後推進すべき重点政策の一つとして,学術交流の充実と基盤の強化が提言されている。文部省ではこれらの提言等を踏まえ,我が国の研究者がイニシアチブを発揮する能動的国際交流への転換や若手研究者の派遣・受入れ,発展途上国との交流・協力,学術情報の発信活動の充実などに特に留意しながら国際学術交流事業を積極的に推進している。

学術の国際交流は,具体的には国際共同研究,研究者交流,国際研究集会,学術情報の交換などの形で行われており,文部省関係経費により実施されるこれらの事業により昭和63年度中に外国に派遣された大学等の研究者の数は5,700人,我が国に招へいした外国人研究者の数は約3,100人となっている。


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