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2部   文教施策の動向と展開
第5章  学術研究の振興
第6節  重要基礎研究の推進
5  地震・火山噴火予知研究


我が国は世界でも有数の地震・火山国であり,昭和61年11月の伊豆大島噴火のように歴史上何回も地震や噴火による被害を受けたり,平成元年7月の伊豆半島東方沖の海底噴火のように,社会的な不安を引き起こしてきた。こうした被害を最小限にとどめるため,地震や火山の噴火を事前に予知することが大きな社会的要請となっている。このため,測地学審議会が建議する地震予知計画及び火山噴火予知計画に基づき,大学や気象庁などの関係機関がそれぞれの研究機能の特色を生かしつつ総合的に地震・火山噴火予知に関する観測研究を推進している。

このうち大学では,地震・火山噴火予知研究のそれぞれについて,各種の観測データを基に前兆現象の把握と予知手法・理論の構築に取り組んでいる。


(1) 地震予知研究

地震予知研究では,昭和63年7月に建議された第6次地震予知計画(平成元年度〜5年度)に基づき,人工衛星を利用したGPS(汎地球測位システム)等の新技術を用いて微小地震,地殻変動等に関する多種多様な観測研究を行っている。また,比較的規模が小さくても大きな被害が予測される内陸地震についても,東北日本,西南日本,相模湾周辺地域において,集中的に観測研究を行うとともに,首都圏地域においても新技術を用いた観測研究を行っている。


(2) 火山噴火予知研究

火山噴火予知研究では,昭和63年7月に建議された第4次火山噴火予知計画(平成元年度〜5年度)に基づき,伊豆大島,桜島等活動が活発な火山を中心に,火山性地震,電気抵抗変化等に関する多種多様な観測研究を行っている。また,十勝岳等噴火活動が考えられる火山については,各大学等の連携により集中的に観測研究を行っている。


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