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1部   初等中等教育の課題と展望
第3章  諸外国における初等中等教育の動向
第5節  西ドイツ
3  教員の資質向上


教員の養成は二段階で行われている。第一段階は,大学における養成であり,州により違いはあるが通常,初等学校教貝については3年,中等学校教員については4年学習した後,第一次国家試験によって修了する。

これに合格した者は試補教員となり,第二段階の養成にはいる。これは,1年半から2年,指導教員の助言のもとに勤務校で実習を行いながら,研修施設で研修を受けるもので,第二次国家試験に合格することにより修了する。第二次国家試験の合格者の中から,正規の教員としての採用が行われるが,児童生徒数の減少に伴い新規採用枠は減少している。1980年には教員志願者4万4千人のうち3万4千人(75.8%)が採用されたが,1986年には同じく6万1千人のうち7千人(11.8%)しが採用されず,この傾向は続いており,希望してもなかなか教員になれないというのが現状である。

各州は,教員の質の維持と向上を図るため,法令で研修への参加を義務づけている。教員の研修は,州レベルでは州立の中央教員研修所で,地方レベルでは研修施設や学校で行われている。研修内容は,新しい授業技術,教育方法及び新しい教育内容に関するものが中心とされ,各州は,情報技術教育,環境教育,外国人の子どもの教育などに関する研修プログラムを設けている。こうしたプログラムの開発のために,教育計画と研究助成に関する連邦・各州委員会は多数のモデル実験に助成金を交付している。

1-3-11 教員採用の状況


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