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第5章   1970年代の教育改革の動向
3  わが国における教育改革の動向
(2)  初等・中等教育の改革に関する基本構想の概要
2  学校段階の特質に応じた教育課程の改善


学校教育は,そのすべての段階を通じて一貫した教育課程をもち,国民として必要な共通の基本的な資質を養うとともに,創造的な個性の伸長をめざすものでなければならない。また,その教育課程は,標準的かつ基本的なものとして精選された教育内容をしつかり身につけさせることに重点をおく段階を経て,個人の能力・適性などの分化に応じて多様なコースを選択履修させる段階に移るべきである。そのような観点から,とくに次の諸点について改善方策を検討すべきである。

(1)小学校から高等学校までの教育課程の一貫性をいつそう徹底するとともに,とくに小学校段階における基礎教育の徹底をはかるため,教育内容の精選と履修教科の再検討を行なうこと。 また,中学校においては,前期中等教育の最終段階として基礎的,共通的なものをより深く修得させる教育課程を履修させながら,個人の特性の分化にじゅぶん配慮して将来の進路を選択する準備段階としての観察・指導を徹底すること。
(2)生徒の能力・適性・希望などの多様な分化に応じ,高等学校の教育内容について適切な多様化を行なうこと。この場合,コースの多様化と同様に,個人の可能性の発揮と志望の変化に応じてコースの転換を容易にし,またさまざまなコースからの進学の機会を確保すること。

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