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第4章   教育費の支出と負担
3  教育費の負担
(5)  父兄が支出した教育費


父兄が支出した教育費には,授業料・給食費・学級費・PTA会費・寄付金など,父兄または学生が学校に納付あるいは寄付し,学校を通じて支出された経費と,教科書・学用品の購入費,通学のための交通費などのように,父兄または学生が,学校教育のために直接支出した経費がある。

公立小・中・高等学校の生徒の父兄が,昭和43年度に支出した教育費の額は

図45

のとおりである。

図45  公立小・中・高等学校の父兄が支出した教育費 (昭和43年度

)昭和29年度〜31年度以降の1人あたり父兄支出教育費の年額を昭和43年度価格に換算した指数によつてその増加の状況をみると 表90 のとおりである。この間に小・中学校では約2倍,高等学校では1.5倍に増加しているが,これらの増加の指数はいずれも国民1人あたり個人消費支出の増加指数を下回つている。

表90  公立小・中・高等学校における父兄が支出した児童・生徒1人あたり学校教育費の推移

次に同様に,大学・短期大学の学生が大学教育を受けるために支出したいわゆる学費を,昭和43年度についてみると

図46

のとおりである。

図46  設置者別の大学・短期大学の学費(昭和43年度)

授業料,その他の学校納付金は,国・公立の大学・短期大学では比較的少額であるが,私立の大学・短期大学では学費の3分の2を占めている。

昭和30年度以降の学生1人あたり学費年額の増加を指数によつてみると国立大学では1.5倍,公立大学では1.3倍,私立大学では約2倍に増加しているが,いずれも国民1人あたり個人消費支出の増加を下回つている。

表91  設置者別の大学の学費の推移

以上,わが国の教育費をいくつかの側面から経年的あるいは主要国との対比において考察してきたのであるが,ここでは,これらのうちから,わが国の教育費におけるいくつかの問題点を指摘し,現在,国がとつている施策について述べることとする。


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