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第2章   教育内容・方法の改善
2  教育方法の改善
(1)  教育機器の導入


教育の手段として写真,模型などのほか,これまでもスライド,ラジオ,映画などが用いられてきたが,最近新しい教育機器が教育実践の場に用いられるようになつた。そして,デレビ,テープレコーダー,オーバーヘッドプロジェクターなど,これまでの授業では活用されることのなかつた多くの機器′l)珀常の教育活動のなかに導入されている。′また,最近では,学習活動へのコンビ=―ターの直接,間接の活用が各国の教育の課題として提起され,いわゆるCAI(Compute「Assisted工nst「uction)やCM工(Compute「ManagedInst「uction)の研究開発が行なわれており,昭和45年7月には「教育におけるコンピュ-ター利用に関する国際セミナー」がわが国で開催されるにいたつた。わが国では,反応分析装置をコンビューターと併用する独特の利用方法が研究されており,授業の質的向上のため,かなりの成果が期待されている。現在コンビューターは,わが国では約140の大学に導入されており,また,いくつかの小・中・高等学校においても,情報処理教育や教育の個別化の実験に使用されている。

次に,わが国の小・中・高等学校における教育機器の普及状況をみると,テレビ受像機,テープレコーダー,スライド映写機,8ミリ映写機を中心とした教育機器の各学校における所有率の高いことがわかる。

表33  公立小・中・高等学校における教育機器の普及状況

このほか,近年,語学演習装置(LL),ビデオテープレコーダー(VTR),反応分析装置などの新しい教育機器の導入がみられる。これらの機器の普及率は,現在までのところいずれもあまり高くないが,普及の速度は速い。今後,これらの機器の普及とともに,その活用のあり方が重要な課題となろう。

なお,アメリカ合衆国では,特に教育機器の普及率が高い。1969年において,日本とアメリカ合衆国の公立小・中学校の教育機器1台あたり児童・生徒数を比較すると,オーバーヘッドプロジェクターでは,アメリカ合衆国は,101人と高い普及率を示しているのに対し,わが国では1,949人とおよそ20分の1の所有状況にしかすぎない。また,8ミリ映写機は,アメリカ合衆国778人に対し日本1,132人,スライド映写機は,アメリカ合衆国107人に対し日本231人といずれもアメリカ合衆国の教育機器の普及率が高くなつている。


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