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第2章   教育内容・方法の改善
1  教育内容の水準の維持・向上と多様化
(1)  教育課程
b  教科,科目の種類



(a) わが国の教科・科目

わが国では昭和46年度から小学校,47年度から中学校,48年度から高等学校と順次新しい教育課程に移行することとなつている。

教科は,小学校においては,国語,社会,算数,理科,音楽,図画工作,家庭および体育の8教科,中学校においては,国語,社会,数学,理科,音楽,美術,保健体育および技術・家庭の必修8教科・ならびに選択教科としての英語,フランス語等の外国語および農業,工業,商業,水産,家庭の職業に関する教科が設けられている。

高等学校においては,,国語,社会,数学,理科,保健体育,芸術,外国語および家庭,農業,工業,商業,水産,看護,理数,音楽,美術の各教科が設けられており,すべての教科はさらにいくつかの科目に分かれ,全体で400近い科目が準備されている。


(b) 主要国の教科・科目

次に主要国の教科,科目の種類をわが国と比較してみると,教科,科目の構成のうえで,かなり多くの相違点がみられる。

小学校の低学年についてみると,欧米諸国においては社会科等(理科,健康,美術を含む。)〔アメリカ合衆国。カリフォルニア州サンタモニカ統合学区〕,国語と数,創造活動(作曲,作文,手工,図画など)〔イギリス。コリアン県小学校〕など,わが国で―般にいう教科のわくを越えてカリキュラムを編成している場合が多い。西ドイツにおいては算数,書き方といつた教科以外の全教科をまとめた合科教授も一般に行なわれている。

高学年に進むにしたがい,各国とも教科の専門分化がみられる。わが国の中学校の場合,社会科は歴史的分野,地理的分野,公民的分野に分化されるが,イギリス,フランス,西ドイツ,ソ連等においては,わが国の中学校あるいは小学校高学年に相当する段階で,―般に各科目への分化が行なわれ,わが国の社会科に相当する教科は,地理,歴史などに,理科は生物,物理,化学等に分化されている。

また,わが国の小・中学校における国語と各国の国語について比較してみると,わが国では読み方,書き方,聞き方,話し方,文法,文学等をすべて含めて教育しているが,これらをそれぞれ独立,あるいは,そのいくつかを統合した科目として教育している国が多い。

また,わが国の教育課程の編成において,小・中学校で道徳が―領域としてとりげあられているが,主要国において道徳を教科として設けているのはフランスのみであり,イギリス,西ドイツにおいては,これに相当するものとして宗教教育を設けている。また,ソ連の労働教育は,道徳教育を―つのねらいとしたものである。


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