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第1章   教育機会の拡大
5  高等教育
(3)  大学院の普及度


大学院は制度的には学部とは別個の組織であり,修士課程と博士課程に分かれている。大学院を置く大学は,昭和44年において175校(国立58校,公立17校,私立100校)であつて,三れは,全大学379校の46%にあたり, 昭和34年の78校に比べ2倍以上の増加を示している。

2万6千人,博士課程在学者は1万4千人に達した。これは,昭和34年と比べて,それぞれ3倍,2倍の伸びである。大学院在学者数の設置者別比率をみると,修士課程,博士課程いずれも国,公立の大学院在学者が多く,それぞれ61%,69%を占めている。  、

図20  設置者別大学院在学者数の推移

昭和43年における大学院の専攻分野別学位取得者の比率は,

表16

の,とおりである。

表16  大学院の学位取得者数の専攻分野別構成比

主要国の中で大学院課程を制度として設けているのは,わが国,アメリカ合衆国,イギリスおよびソ連である。フランスと西ドイツは制度として大学院課程を設けていない。しかし,フランスの大学の第3期教育課程(大学4年修了後の研究課程)はこれに相当するものと考えることができ,修士号と博士号が授与される。西ドイツでは,大学卒業者のうちから学位論文に基づいて博士号が授与されることになつており,修士号はない。

主要国における大学院の学位取得者数の人口10万人あたりに占める人数をみると

表17

のようになる。

表17  主要国における人口10万人あたりの大学院の学位取得者数の推移

1967年における人口10万人あたりの学位取得者数を比較すると,わが国はアメリカ合衆国,イギリスにつぐ比率となつている。また,年次別推移をみると,各国ともかなり増加しており,だいたいにおいて高等教育機関在学者総数の増加率を上回る伸びを示している。これは,近年大学院レベルの教育の拡充に各国が非常な努力を払つていることによるものである。また,わが国,アメリカ合衆国およびイギリスの最近年度における修士号取得者数対博士号取得者数の割合をみると,それぞれ2対1,9対1,1対1となつており,アメリカ合衆国では修士号取得者9割合が非常に高い。

次に,主要国における大学院の学位取得者の専攻分野別比率をみると,修士号では,アメリカ合衆国では文科系と教育の比率が高く,この2分野で全体の4分の3近くを古めている。また,イギリスでは理科系の占める比率が文科系をやや上回つている。―方,わが国では理科系が3分の2,ソ連では4分の3を占めている。博士号取得者についてみると,すべての国で理科系と医歯の占める比率が圧倒的に高くなつている。特に,イギリスでは理科系の比率が高く,全体の3分の2以上を占めている。また,わが国では医歯の比率が全体の3分の2に達している。

表18  主要国における大学院の学位取得者の専攻分野別構成比


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