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第1章   教育機会の拡大
3  義務教育
(2)  義務教育の就学率


わが国の義務教育就学率は,主要国と同じく高い比率にあり,学齢期の児童・生徒のほとんど全員が就学している。

表3 主要国における義務教育就学率

しかし,病気や経済的理由などにより長期間学校を欠席する児童・生徒が少数とはいえ存在することは見落とせない。わが国の小・中学校の長期欠席者(年間50日以上断続または継続して欠席した者)の数は・毎年減少しつつあるが昭和44年度間において約6万4千人であり,全児童・生徒の0.5%である。欠席の理由は,病気によるものが最も多く全体の66%を古め,学校ぎらいによるものが20%でこれについでいる。経済的理由による長期欠席者の数は,近年減少の傾向にあるが,経済的理由以外の理由による長期欠席者に対する就学奨励の対策も必要である。

なお,不就学者対策の一つに地方自治体が事実上設置している中学校の夜間学級(いわゆる夜間中学)がある。この夜間学級には,経済的理由などによつて昼間の中学校へ通学できない生徒などのほか,戦後の混乱期において生活困窮などのため義務教育を修了しなかつた者や,旧制の義務教育は修了したが現行の中学校は卒業していないために,中学校卒業資格の取得を希望する者が就学し,昭和44年10月現在,6県20校の中学校に夜間学級が開設され,601人の生徒が通学している。この夜間学級の学級数や生徒数は近年漸減を続けており,在学生も学齢該当者より学齢超過者のほうが多くなつている。中学校の夜間学級の設置は,学校制度上いろいろな問題があり,今後ともそのあり方についての検討が必要である。


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