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第2章
教育内容の水準

 わが国の教育の普及度がどの程度の水準に達しているかを前章で見てきたのであるが,次に教育内容の水準を本章において明らかにする。

 教育内容の水準の検討にあたっては,二つの面をとりあげた。第1の問題は,国民が青少年に与えようとしている教育の内容はどういう水準にあるかという問題である。教育内容の水準は,広い意味における社会の要請によって決定されると考えられるが,それはどの学校段階で,どのような種類のコースで,またどの学年で与えられるべきであるか,さらにどのような形で与えられるのが適当であるかという具体的な問題となる。これらの問題は学制の問題であり,教育課程の問題であり,指導方法の問題である。そこで,ここでは学制を念頭に置きながら,教育課程を中心として教育内容の水準を明らかにしようと試みた。

 第2の問題は,教育の効果が実際に児童生徒の上にどのように現われたかを検討することである。いいかえれば,児童生徒が教育を受けた結果到達した学力水準の問題についてみようとするものである。

 第1の問題が「要求される教育水準」の性格をもつものであるのに対し,第2の問題は「到達された教育水準」ともいうべきものであろう。これら両面を検討することによって,教育内容の水準,すなわち教育の質的水準を示すことができるわけである。


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