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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第9章 国際交流・強力の充実に向けて
第6節 国際文化交流を通じた日本文化の振興と国際協力への取組
6 世界遺産の登録・推薦の推進


 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)は,顕著な普遍的価値を有する文化遺産・自然遺産を,人類全体のための世界の遺産として損傷・破壊などの脅威から保護し保存することを目的として,昭和47年のユネスコ総会において採択されました。我が国は平成4年に同条約を締結し,16年7月現在で締約国は178か国に上ります。

 平成16年7月に中国・蘇州で行われた第28回世界遺産委員会において,広範囲にわたって極めて良好に遺存している比類のない遺産と独特の文化的景観が評価され,「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録が決定されました。現在,我が国では12件の遺産(文化遺産10件,自然遺産2件)が登録され,世界遺産登録総件数は,788件(文化遺産611件,自然遺産154件,両方に該当するもの23件)となっています。

 また,我が国は今後の世界遺産の候補として,「古都鎌倉の寺院・寺社ほか」,「彦根城」,「平泉の文化遺産」,「石見銀山遺跡」を選定しており,これらがユネスコ世界遺産暫定リストに掲載されています。

▲紀伊山地

 日本を代表する固有の資産の中から顕著な普遍的価値を有するものを世界遺産一覧表に推薦・登録してくことは,日本の文化を世界に向けて発信するとともに,我が国の文化を改めて我々が認識し,歴史と文化を尊ぶ心を培うことになります。また,世界遺産登録を一つのきっかけに関係者が協力し合い,我が国の優れた文化遺産を後世に伝えることができることが大切であると考えています。

 日本は,世界遺産委員会の委員国(平成15年〜19年)として,国際的に指導力を発揮するほか,ユネスコ文化遺産保存日本信託基金などを通じ世界における文化遺産の保全のための様々な支援を行っています。


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