ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第8章 心豊かで元気のある社会を実現するための「文化力」の向上
第2節 芸術創造活動の推進
5 企業からの文化発信の取組への支援



(1) メセナ活動への支援

 芸術文化支援を行う企業相互の連携を図ることを目的とした(社)企業メセナ 協議会は,特定公益増進法人として認定されており,同協議会の認定を受けた文化芸術活動に対する助成に充てられる寄附金について,個人の場合には寄附金控除,企業などの法人の場合には一般の寄附金とは別枠で損金算入が認められています( 図表2-8-4 )。平成14年度からは,助成の対象となる分野,活動主体,活動形態を拡大しました。また,15年度より,各都道府県の文化振興財団などとの提携を進め,芸術文化支援に関する相談窓口の全国展開を進めており,15年8月1日には,大阪にある(財)21世紀協会に関西事務所を設置しました。

 平成15年度には,この制度を利用して,234件の芸術活動が認定を受け,法人・個人から1,001件,4億6,113万円の寄附が同協議会を通じて行われました。

図表◆2-8-4 企業メセナ協議会の助成認定事業


* メセナ

 芸術文化擁護・支援を意味するフランス語。古代ローマ皇帝アウグストゥスに仕えたマエケナス(Maecenas)が,詩人や芸術家を手厚く擁護・支援したことから,芸術文化支援を「メセナ」というようになった。

 日本では,平成2年に企業メセナ協議会が発足した際,「即売的な販売促進・広報宣伝効果を求めるものではなく,社会貢献の一環として行う芸術文化支援」という意味で「メセナ」という言葉を導入し,一般に知られるようになった。その後,マスコミなどを通じてこの言葉が広がっていく過程で,教育や環境,福祉なども含めた「企業の行う社会貢献活動」と,広義の解釈でも使用されるようになった。


(2) 顕彰の実施

 文化庁では,自らの企業に働く人々やその家族が芸術文化に親しみ参加する環境を率先して作っている企業の取組を積極的に評価・顕彰していくため,(社)企業メセナ協議会との連携の下,企業が行う,社員やその家族に芸術文化活動への参加や鑑賞の機会を提供し支援する取組に対して表彰を行っています。


(3) 「丸の内元気文化プロジェクト」の推進

 平成16年1月に文部科学省が丸の内地域へ仮移転したことを機に,働く人々の集まるこの地域からの文化発信の動きを一層推進していくため,地域内の企業や行政などで構成されている「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」と協力して同年5月から「丸の内元気文化プロジェクト」を進めています。

 具体的には,様々な分野で活動を行っている芸術文化団体等や地域内の企業,NPO法人などと協力して,落語口演会やオーケストラによる演奏会などを定期的に開いたり,各団体等の公演を行うなど,働く人々が芸術文化に触れることのできる機会を提供しているほか,企業を通じた情報発信や参加の呼び掛けなどを行っています。

▲商業施設との共催によるコンサート


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ