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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第3章 高等教育の多様な発展のために
第1節  個性が輝く大学を目指して
1  高等教育改革の状況


 これまで大学改革については,近年の高等教育に対する社会や国民の期待と要請にこたえることを目的として,大学審議会や中央教育審議会の答申を踏まえ,「教育研究の高度化」,「高等教育の個性化」,「組織運営の活性化」を柱とした諸制度の改革が行われてきました( 図表2-3-1 )。

図表◆2-3-1 大学改革のこれまでの取組

 まず,「教育研究の高度化」については,大学院の充実と改革を目指し,学術研究や人材養成などの要請にこたえるための大学院の量的整備や,客観的で公正な評価に基づく資源の集中的・重点的配分による卓越した教育研究拠点としての大学院の形成・支援,大学院制度の弾力化,専門職大学院制度の創設といった大学院の機能の強化が図られてきました。また,多様な学習需要への対応や産業界との連携の取組についても各大学において積極的に行われています。

 また,「高等教育の個性化」を目指して,大学等が多様で特色あるカリキュラムを設計できるよう制度の弾力化などが図られてきたほか,授業の質的向上への取組や情報通信技術の積極的活用なども行われてきています。

 さらに,「組織運営の活性化」については,管理運営体制の明確化や教員組織の編成の弾力化,教員の流動化等のための制度改正などが行われてきたほか,自己点検・評価と外部評価,第三者評価の実施など多元的評価システムの導入や社会的責務としての教育研究活動等の情報の積極的提供も進められてきています。

 このような大学改革に関する様々な議論に加え,そのほかにも国立大学法人化,公立大学法人制度の創設,法科大学院等専門職大学院制度の創設,設置認可の弾力化と新しい質の保証システムの導入,構造改革特区における株式会社立大学の参入などの諸改革も,国全体の行政改革・規制改革との関連で相次いで実現してきています。このような新たな状況を踏まえ,改めて中長期的視野に立って,我が国の高等教育の全体構造を示す必要があることから,中央教育審議会において高等教育の全体像等に関する将来像を検討し,平成17年1月28日に「我が国の高等教育の将来像」(答申)を取りまとめました(参照: 第2部第3章第1節5 )。


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