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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第2章 初等中等教育の一層の充実について
第6節  初等中等教育段階におけるキャリア教育の推進
4  高等学校における進路指導の改善


 高等学校における進路指導については,中学校における内容改善の上に立って,生徒が自己の将来の進路を主体的に選択することを目指し,働くことや社会に奉仕することの喜びや,それによって得られる達成感を体得させることに留意し,教育を実施する必要があります。新しい学習指導要領においては,学校生活への適応や現在及び将来の生き方を考え行動する態度や能力の育成にかかわって,ガイダンスの機能の充実を図ることや地域や学校の実態,生徒の特性,進路等を考慮し,就業体験の機会の確保に配慮することが新たに規定されました。

 また,高校生の就職については,平成16年3月に卒業した者の就職率(就職希望者に対する就職者の割合)が89.0%(16年3月末現在)となっており,前年同期を2.3ポイント上回りました。しかし,卒業までに就職に至らなかった者も約2万5,000人に上るなど,依然として厳しい状況となっています。

 このような状況にかんがみ,文部科学省では,進路指導主事などと連携して就職希望生徒に対する就職相談・求人企業の開拓などを行う「高等学校就職支援教員」(ジョブ・サポート・ティーチャー)を高等学校に配置しています。また,各都道府県教育委員会等に対し,都道府県労働局と連携した一層の求人開拓と未就職卒業者への配慮を要請するとともに,経済団体に対しても,新規高等学校卒業者の採用枠の維持・拡大や未就職卒業者への応募機会の確保などについて要請したところです。


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