ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章 生涯学習社会の実現へ
第9節  男女共同参画社会の形成に向けた学習活動の振興
2  女性教育施設における活動


 女性教育施設は,主に女性教育関係者や一般女性のための各種の研修,交流,情報提供などの事業を行うとともに,女性団体などが行う各種の女性教育活動の拠点として,女性の資質・能力の開発や知識・技術の向上を図ることを主たる目的として設置された施設です。しかし,近年は,男女共同参画を推進するという観点から,男性を対象とした様々な学習事業も展開されており,男女ともに利用できる施設となっています。

 国立女性教育会館(NWEC)は,男女共同参画社会の形成を目指し,国内外の女性関連施設や機関と連携しながら,我が国唯一の女性教育のナショナルセンターとして研修・調査研究・情報・交流の四つの機能を有し,それぞれが連携することにより,質が高く実践的な研修や調査研究などを行っています。研修事業では,女性教育施設などの管理職などを対象とした研修を実施するとともに,社会問題となっているDV(ドメスティック・バイオレンス) などの喫緊の課題に対処するため,相談担当者研修などを行っています。調査研究事業では,教育,家族,労働,生活などの様々な分野の男性と女性の現状の比較分析や女性の生涯学習に関する日韓比較などを行っています。情報事業では,国内外の女性教育に関する資料などの収集・提供のほか,各種データベースの構築や様々な女性情報の横断検索システム(Winet CASS)を整備し,インターネットを通じ提供しています(http://www.nwec.jp/)。また,交流事業では,男女共同参画社会の形成を目指し,全国各地で活動する団体や研究者などのネットワーク形成や情報交換の場を提供しています。

 さらに,近年,子育てに対する不安や負担を感じる親が増えている状況などを踏まえ,地域一体となった子育て支援を推進するため,各地の子育てネットワークなどの子育て支援団体と社会教育行政などとの連携や社会教育行政に対する参画の在り方などについて情報交換を行う,「子育てネットワーク研究交流協議会」を本会館を含む全国5地域で実施しました。平成16年度には,日本や諸外国の家庭・家族の変化,家庭教育の実態,親の意識,家庭教育に対する支援の状況などを調査し,我が国の家庭教育の特色や少子・高齢社会における家庭教育の課題,今後の家庭教育の支援方策を探るための調査研究を実施しています。

▲国立女性教育会館


* DV(ドメスティック・バイオレンス)

一般的には,「夫や恋人など,親密な関係にある(あった)男性から女性に対して振るわれる暴力」という意味で使用されることが多い。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ