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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章 生涯学習社会の実現へ
第8節  学習成果の評価・活用学習成果の評価・活用


 生涯学習社会を構築するためには,形式的な学歴に偏りがちな評価の状況を改め,様々な学習活動の成果が適切に評価されるようにする必要があります。

○文部科学省認定技能審査

 青少年や成人が習得した知識・技能について,民間団体がその水準を審査・証明する事業のうち,教育上奨励すべきものを文部科学大臣が認定する制度です。現在,認定されたものは25種目あり,平成15年度の志願者数合計は576万6,222人,合格者数合計は308万1,408人となっています。

○大学入学資格検定制度

 大学入学資格検定(大検)は,高等学校を卒業していないなどの理由で大学入学資格のない者に対し,高等学校卒業者と同等以上の学力があるかどうかを認定し,広く高等教育を受ける機会を与えることを目的として行われる国の検定で,平成13年度から8月と11月の年2回実施しています( 図表2-1-7 )。

図表◆2-1-7 大学入学資格検定出願者数等推移表

 平成15年9月に大学入学資格が弾力化され,大学による個別審査などが導入されたことに伴い,10月に河村文部科学大臣(当時)から中央教育審議会へ「大学入学資格検定の在り方について」の諮問がなされました。その後,中央教育審議会教育制度分科会及び大学入学資格検定部会において審議が行われ,{1}名称を「高等学校卒業程度認定試験」とすること,{2}受験科目については,国語,地理歴史,公民,数学,理科,英語の6教科とすること(現行必修教科のうち家庭を廃止し英語を追加),{3}新たに全日制高等学校の在学生にも受験資格を与え,合格した科目については高等学校で単位認定することなどを柱とする答申が,16年8月に提出されました。この答申を受けて,17年度より新たに高等学校卒業程度認定試験を実施予定です。

 また,現行の大検及び新試験の就職等への利活用を図るためにアクションプラン(実行計画)を作成し,取り組んでいるところです。

○学校における単位認定

 高等学校や大学などにおいては,一定の要件の下で,専修学校で学んだ成果や文部科学省認定技能審査の成果などを単位として認定できることとされています。

○独立行政法人大学評価・学位授与機構による学位授与

 大学・大学院の正規の課程を修了してはいないものの,大学・大学院を卒業又は修了した者と同等以上の学力を有すると認められる者に対して,高等教育段階の様々な学習成果を評価し,学位を授与しています。平成15年度においては,{1}短期大学,高等専門学校卒業者などが大学,専攻科において更に一定の学習を行った場合に当たる者として2,339人に,{2}同機構の認定する教育施設の課程の修了者に当たる者として1,084人に同機構から学位が授与されています。

○準学士,専門士

 {1}短期大学,高等専門学校卒業者には「準学士」,{2}文部科学大臣が認めた一定の要件(修業年限が2年以上であり,課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上であること等)を満たす専修学校専門課程(専門学校)の修了者には,「専門士」の称号が付与されます。平成15年度では,2,796校,6,704学科と修業年限が2年以上の専門学校の学科の94.4%で専門士の称号が付与されています。


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