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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
第1章  子どもの心と体の健やかな発達のために
第4節 健やかに子どもを育て・守るための環境づくり〜学校における取組〜
1 学校体育・運動部活動の充実



(1) 体育の授業の充実

 学校における「体育」は,生涯にわたって運動に親しむ基礎をつくるものであり,近年,児童生徒の体力の低下傾向が続く中,学校体育の重要性は一層高まっています。

 学習指導要領においては,「体育・保健体育」は,心と体を一体としてとらえ,運動についての理解と合理的な実践を通して,積極的に運動に親しむ資質・能力を育てることや体力の向上を図ることをねらいとしています。小・中学校は平成14年度から完全実施,高等学校は15年度に入学する生徒から学年進行で実施しています。

 文部科学省では,新しい学習指導要領の趣旨に基づき適切に学習指導を展開するための指導資料の作成や教育課程説明会の開催,教員の指導力の向上を図るための学校体育指導者中央講習会などの各種講習会を開催しています。

学習指導要領(体育)のポイント


(2) 運動部活動への支援

 近年,児童生徒の運動部活動の参加率は一定水準を保っています。しかし,児童生徒数そのものの減少などによる学校の運動部活動参加児童生徒数の減少,指導者の高齢化や実技指導力不足などの要因で,単独校によるチーム編成ができない,あるいは,十分な指導ができないなど,競技種目によっては,その活動を継続することが困難な状況が生じています( 図表1-1-10 ), 図表1-1-11 , 図表1-1-12 , 図表1-1-13 )。

図表◆1-1-10 運動部所属中学校生徒数の推移

図表◆1-1-11 運動部所属高等学校生徒数の推移

図表◆1-1-12 中学校における主な競技別運動部数の推移

図表◆1-1-13 高等学校における主な競技別運動部数の推移

 このため,文部科学省では,運動部活動などの指導における外部指導者の活用を促進するための事業を実施するとともに,シーズンによって複数の種目に取り組むことができる総合運動部活動の推進,複数の学校でチームを編成する複数校合同の運動部活動や運動部活動と地域スポーツクラブとの連携などについて,実践地域を設け,研究を行っています。さらに,運動部活動に所属する児童生徒や地域住民が交流できるクラブハウスの整備や,学校の運動場の芝生化も積極的に推進しています。


(3) 学校体育大会の充実

 全国中学校体育大会や全国高等学校総合体育大会などの学校体育大会は,学校教育活動の一環として開催されるものです。これらの大会は,日ごろの運動部活動の成果の発揮,学校の異なる生徒相互の交流など大きな教育的効果があるため,文部科学省としても学校体育大会の充実に向けて支援を行っています。

 また,学校体育大会へ参加する生徒を引率する場合,教職員のほかに,特例として外部指導者による引率も認めるなど引率規定の見直しを行っています。この引率規定は,全国中学校体育大会については平成15年度から適用,全国高等学校総合体育大会についても16年度から適用されています。

▲全国高等学校総合体育大会開会式


(4) スポーツの拠点づくり〜全国に各種スポーツの拠点をつくる〜

 小・中・高校生が,スポーツの全国大会への参加を目標や励みとすることは,明るく活力ある社会の形成にも貢献し極めて有意義です。また,甲子園球場(野球)や国立競技場(サッカー)など,特定の場所で開催される全国大会のように,スポーツ大会の象徴的な拠点をつくることは,子どもにスポーツ大会への参加を促し,スポーツの振興につながるとともに,地方公共団体においても,スポーツを通じた地域の活性化を図る観点から有効です。

 しかし,こうした大会の開催には,開催地の選定,資金の確保,自治体とスポーツ団体のニーズが出会うきっかけがないなど,大会運営に関する課題を解決するための支援が必要になります。このため,文部科学省と総務省では,小泉内閣総理大臣の指示の下,スポーツ団体と市町村が連携・協力し,スポーツの全国大会を継続的・安定的に開催できる拠点づくりを行う「スポーツ拠点づくり推進事業」を行っています。

 この事業は,小・中・高校生が参加する各種スポーツ大会の全国大会を,スポーツ団体と市町村が連携・協力して,同じ市町村で継続的・安定的に開催できるよう,スポーツ団体・市町村のニーズの把握・調整や,必要な財政支援などを行うこととしています。


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