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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
第1章  子どもの心と体の健やかな発達のために
第1節  子どもの体力の向上
1  子どもの体力の重要性


 体力は,人間が発達・成長し,創造的な活動を行っていくために必要不可欠なものです。人間が知性を磨き,知力を働かせて活動していく源であるとともに,生活を営む上での気力の源でもあり,体力・知力・気力が一体となって人間としての活動が行われます。体力は「生きる力」の極めて重要な要素です。このように,人間のあらゆる活動の源になる体力を,子どもの時期にしっかりと身に付けていくことは,子どもの将来にとって大変重要です。したがって「子どもの体力」の重要性を,子どもたちを見守り,育てていく地域・学校・家庭が正しく認識することが必要です。

 このような「子どもの体力」の重要性について,後述する「子どもの体力向上キャンペーン」の一環として文部科学省が発行している保護者向け啓発資料には,ソウルオリンピック背泳100m金メダリスト鈴木大地さんから,次のようなメッセージが寄せられています(参照: コラム1 )。

コラム1

子どもの体力の重要性についてのメッセージ

 私は,ソウルオリンピックにおいて,水泳・背泳100mで,金メダルを獲得することができましたが,子どものころから,他の子どもと比べて,特に体力的に優れていたわけではありません。それどころか,子どものころは,体が必ずしもじょうぶとは言えなかったかもしれません。

 しかし,水泳を始めてからしばらくすると,体もじょうぶになり,そのころには,泳ぐことがとても楽しくなっていました。気がつくと,泳ぐのが得意になり,いろいろな競技会でも活躍できるようになっていました。

 水泳は,体力をつけてくれましたが,身体面だけでなく,物事に取り組む意欲や集中力も養ってくれましたので,学力を向上することにもつながりました。

 また,競技者としてレベルアップをするときに,バランスのとれた食事や十分な休養を確保することなど,生活全般に気を使う必要があることも学びました。

 これらのことが,金メダル獲得につながるとともに,今の私の心と体をつくり上げてくれたと思っています。

 保護者の方々に体力の重要性をご理解いただき,子ども達に様々な外遊びやスポーツを行うチャンスを数多く与えていただくとともに,規則正しい生活習慣が身につくよう,毎日の生活に積極的に関わっていただくことを切に願っています。



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