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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第11章  新たな時代の文教施設を目指して
第1節  快適で豊かな文教施設づくり
3  学校施設における安全管理の推進


 学校施設は,心身共に成長過程にある多数の児童生徒などが学習や生活をする場であることから,防犯上も十分な安全性を確保することが重要です。

 平成13年6月の大阪教育大学附属池田小学校における事件や近年の学校施設における犯罪の増加を踏まえ,学校施設の防犯対策のための具体的な計画・設計上の留意点について,多角的な観点から検討するため,学校建築,防犯環境,学校安全の学識経験者などから構成される調査研究協力者会議において,14年11月に「学校施設の防犯対策について」の報告書を取りまとめました。

 報告書は,今後の我が国における学校施設の防犯対策の在り方を総合的に提言した内容となっており,主に次のような内容について述べられています(参照: 第2部第8章第6節3 )。

{1}各学校施設において考慮すべき防犯対策に関する基本的な考え方
{2}学校の設置者が,各地域や各学校の特性に応じて具体的な防犯対策を計画・設計する際の留意点
{3}学校施設の防犯対策に関する今後の推進方策

 また,平成15年8月には,この報告書の内容を踏まえ,「小学校施設整備指針」,「中学校施設整備指針」,「幼稚園施設整備指針」の改訂を行い,防犯対策関係規定を充実させ,各都道府県教育委員会などへ通知したところであり,今後も組織的・継続的に取り組んでいくこととしています。

コラム10

地域に開かれた学校における防犯対策への配慮

福岡県福岡市立博多小学校(平成13年3月完成)

 本校は,「学校はまち・まちは学校」をキーワードに「21世紀の新しい教育が実現できる学校づくり」,「地域に開かれた学校づくり」,「博多の伝統を生かす学校づくり」の三つの柱を軸に施設づくりが行われました。

 図書室や音楽室を地域の人々に開放できるように配置しているほか,統合前の小学校の思い出の品々を保存展示するメモリアルゾーンなどが設けられています。

児童に目が届きやすい教室とワークスペース(作業空間)

 このように,同校は地域に開かれた学校として整備されていますが,校舎が運動場を取り囲む配置となっており,ガラスも多用されているため,常に来訪者の出入りを確認できる施設となっているほか,各階に教師コーナーを設け,児童に目が届きやすくするなど,防犯対策についても配慮がなされています。

運動場を取り囲む校舎の配置


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