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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第9章  心豊かで元気のある社会を実現するための「文化力」の向上
第5節  新しい時代に対応した著作権施策の展開
1  著作権を巡る最近の動向


 アニメーションや音楽などの著作物や,発明・植物品種などの「知的財産」の保護や活用については,政府全体の取組として積極的に推進しています。平成14年11月に「知的財産基本法」が成立したことを受け,15年3月には,内閣総理大臣を本部長とし,閣僚や有識者から構成される「知的財産戦略本部」が設立されました。そして,「知的財産戦略本部」での議論の結果,同年7月には,「知的財産の創造,保護及び活用に関する推進計画」が決定されました。また,総合科学技術会議や司法制度改革推進本部においても,知的財産の適切な保護などに関する検討が行われています。

 特許権などを含む「知的財産権」全体の中で「著作権」の部分を担当する文化庁では,情報化の進展に伴い,パソコンやインターネットなどのような著作物(音楽・映画・アニメなど)の「創作手段」や「利用手段」が急速に普及・多様化し,多くの人々が著作権とかかわるようになった状況に対応し,{1}「法律ルール」の整備,{2}「円滑な流通」の促進,{3}「国際的課題」への対応,{4}「著作権教育」の充実,{5}「司法救済制度」の充実の五つの分野を「戦略5分野」として,著作権施策を総合的に展開しています(参照: 第2部第13章第1節2 )。


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