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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第3章  高等教育の多様な発展のために
第4節  高等教育機関の多様な展開
3  公・私立大学の整備充実


 大学などの新増設・収容定員増については,従来抑制的に取り扱ってきたところですが,大学が社会のニーズや学問の発展に柔軟に対応でき,また,大学間の自由な競争を促進するため,平成15年4月から,一部の人材養成に関する分野を除き,抑制の方針を廃止しました。

 近年の公私立の大学,短期大学などの新増設の状況を見ると,以下のような特徴が挙げられます。

{1}看護職員や医療技術職員の養成や社会福祉関係職員の養成など,社会的要請に対応するものが多いこと
{2}大学,学部などの新設に際して,既設の短期大学の廃止又は定員減を行ったり,既設の学部を転換するなどのいわゆる改組型が増加してきていること
{3}地方公共団体が,地域の文化・産業の振興の観点から,大学などの新増設に積極的な姿勢を示していること

 また,大学院については,学術研究の進展や高度の専門的能力を有する人材の育成に対応するための整備が図られています。平成15年度は,大学院の新設(システム情報科学研究科,アジア太平洋研究科など25大学に28研究科),研究科の増設(創造都市研究科,先端総合学術研究科など22大学に24研究科),専門職大学院の新設(工学マネジメント研究科など2大学3研究科),専攻・課程の増設(アジア都市文化学専攻,ナノ 理工学専攻,人間福祉専攻など47大学に70専攻)が行われました (表2-3-1)

表2-3-1 公私立大学等設置認可等状況


*ナノ

「ナノ」は,ギリシア語の小人を意味する“nanos”に由来する接頭語で,とても小さいこと,あるいは,10億分の1のことを表す(参照: 第2部6章第2節5 )。


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