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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第2章  初等中等教育の一層の充実のために
第4節  初等中等教育段階におけるキャリア教育の推進
1  児童生徒の勤労観,職業観を育てるためのキャリア教育の推進


 今日,少子高齢社会の到来や産業・経済の構造的変化,雇用形態の多様化・流動化などを背景として,将来への不透明さが増幅するとともに,就職・進学を問わず,子どもたちの進路を巡る環境は大きく変化しています。こうした中で,子どもたちが[生きる力]を身に付け,社会の激しい変化に流されることなく,それぞれが直面するであろう様々な課題に柔軟に,かつたくましく対応し,社会人・職業人として自立していくことができるよう,学校教育において,人間関係形成能力,進路選択能力,意思決定能力,将来設計能力など,社会人・職業人としての基礎的な資質・能力を育成するためのキャリア教育の推進が求められています。

 平成16年1月28日に取りまとめられたキャリア教育の推進に関する総合的調査研究協力者会議の報告書では,キャリア教育を「児童生徒の一人一人の勤労観,職業観を育てる教育」としてとらえるとともに,「学校教育活動全体を通して,児童生徒の発達段階に応じ,組織的・系統的に実践していくことが必要である」としています。

 また,キャリア教育を推進するための条件整備として,教員一人一人がキャリア教育の必要性についての理解を深めること,キャリア・カウンセリングを担当する教員の養成,インターンシップ(就業体験)の推進やキャリア・アドバイザーの活用など,学校外の教育資源活用に関するシステムづくりや社会全体でキャリア教育を推進する気運を醸成することなどが提言されており,本報告を踏まえ,文部科学省としては,児童生徒の職業観,勤労観をはぐくむキャリア教育を推進していくこととしています。

 なお,平成15年6月には,文部科学省,厚生労働省,経済産業省,内閣府の4府省により,教育・雇用・産業政策の連携強化による若年人材育成対策として「若者自立・挑戦プラン」が策定され,その重要な柱として,キャリア教育の推進が盛り込まれています(参照: 第2部第1章第10節 )。


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