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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章  生涯学習社会の実現へ
第8節  男女共同参画社会の形成に向けた学習活動の振興
1  男女共同参画に関する学習機会の提供


 これまで,主に多様化・高度化した女性の学習需要に対応した生涯にわたる学習機会の整備を行ってきました。平成14年度からは,男性が家庭・地域活動と仕事の両立や,女性の社会の意思決定の場への参画の促進に資する学習の普及を目的として,男女の家庭・地域活動の両立を支援するモデル事業を実施しており,地域の各種団体・グループで構成する実行委員会に委託しています。本事業により,男女が職場や家庭,地域において共に自立し,多様な働き方,生き方を実現するとともに,対等なパートナーとして豊かな人間関係を築きつつ,少子高齢化や男女共同参画の問題に柔軟に対応することが期待されます。

 また,平成14年11月には,「女性の多様なキャリア *1 を支援するための懇談会」を設置し,15年3月には「多様なキャリアが社会を変える」第1次報告(女性研究者への支援)を取りまとめ,大学・研究所などで女性研究者などが生き生きと活躍できる環境づくりなどに関して提言を行いました。15年度には,生涯学習の観点から,一人一人が柔軟にキャリアを設計し,学習できるようにするための支援策を検討し,10月に第2次報告「女性のキャリアと生涯学習の関わりから」を取りまとめました。ここでは,様々な学習と活動の成果を次の活動につなげていくための情報の総合的な提供,コーディネーター *2 の育成,人々の多様なニーズ(需要)に応じた知識や技術を獲得するための学習機会の充実などについて提言を行っています。

 さらに,文部科学省は,地方公共団体が実施する学習事業の支援を行っています。都道府県に対しては,地域社会全体で取り組むことができるよう,行政とNPO(民間非営利団体)をはじめとする民間団体がパートナーシップ(協力関係)を形成し,学習機会の整備や男女共同参画に関する学習の専門的な指導者の養成などを行うことについて助成を行っています。市町村に対しては,成人女性が自らの資質・能力の向上や生活上の課題解決を目指して学習することができるよう,女性学級などの開設への助成を行っています。


*1 キャリア

 ここでは,職業,経歴ばかりでなく,社会的な活動歴をも含む(平成11年6月9日生涯学習審議会答申「学習の成果を幅広く生かす」より)。


*2 コーディネーター

 物事を調整し,まとめる人のこと。


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