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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章  生涯学習社会の実現へ
第7節  奉仕活動・体験活動の推進
1  心豊かな日本人の育成―奉仕活動・体験活動の重要性―


 近年,我が国の教育は,少子化や都市化の進展,家庭や地域社会の「教育力」の低下などを背景として様々な問題を抱えており,特に,子どもたちの精神的な自立の後れや社会性の不足などが顕著であると指摘されています。このような中,青少年が社会の構成員としての規範意識や社会性,命を大切にし,他人を思いやる心などを身に付け,豊かな人間性をはぐくむためには,発達段階などに応じた様々な奉仕活動・体験活動の機会を充実させることは有意義なことです。

 平成12年12月に,教育改革の課題を示す「教育改革国民会議報告」の「17の提案」において,奉仕活動の必要性が提示されました。文部科学省では,同提言を踏まえ,13年1月に,今後の教育改革の取組の全体像を提示し,具体的な主要施策や課題などを明らかにした「21世紀教育新生プラン」を策定し,奉仕活動・体験活動の充実などをはじめ,各般にわたる取組を進めることとしました。これに沿って,13年7月には,学校教育法と社会教育法が改正され,ボランティア活動など社会奉仕体験活動をはじめとする体験活動の充実を図ることが明確化されました。また,14年7月には,中央教育審議会答申「青少年の奉仕活動・体験活動の推進方策等について」が出されたほか,15年3月の中央教育審議会答申「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」においても,豊かな心の育成や「公共」に主体的に参画する意識や態度の涵養などの観点が,重要な柱として位置付けられています。

 さらに,平成14年度からは学校週5日制が完全実施され,学校,家庭,地域社会が一体となってそれぞれの教育機能を発揮し,子どもたちの学校や地域を通じた自然体験活動,社会奉仕体験活動などの様々な体験活動の場や機会を促進し,地域社会全体で心豊かな子どもたちを育てる環境を整備することが緊急の課題となっています。


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