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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
序章   教育改革の推進
第2節  教育改革の推進状況


 大きく変化する社会の中での教育の在り方については,平成12年3月に内閣総理大臣の下に設置された「教育改革国民会議」において議論され,同年12月に「教育改革国民会議報告―教育を変える17の提案―」が提出されました。報告では,「基本に立ち返る」,「改革の具体的な動きをつくる」という二つの基本的な考え方の基に,教育改革を進めていく上では,{1}人間性豊かな日本人を育成する教育を実現する,{2}一人一人の才能を伸ばし,創造性に富んだリーダーを育てる教育制度を実現する,{3}新しい時代にふさわしい学校づくりとそのための支援体制を実現するという三つの視点が重要であるとされ,教育を変える17の提案がなされました。

 文部科学省においては,この教育改革国民会議報告を踏まえ,平成13年1月に「21世紀教育新生プラン」を取りまとめ,教育改革の取組の全体像を提示し,具体的な施策や課題などを明らかにしました。これを受け,必要な予算措置や制度改正を逐次行い,施策の着実な推進を図ってきています。

 また,平成14年8月の経済財政諮問会議において,文部科学大臣が,人材育成の基本的なビジョン(展望)として「人間力戦略ビジョン」を発表しました。これは,小泉内閣総理大臣が掲げる「米百俵」の精神に立ち,14年6月の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」で打ち出された「人間力戦略」を踏まえ,重要かつ具体的な教育施策を体系化したものです。本ビジョンにおいては,「画一から自立と創造へ」をスローガンに,新しい時代を切り拓くたくましい日本人を育成するため,四つの目標を示し,それを達成するために体系的に六つの施策の推進を図っています。

 さらに,これらの具体的な改革の取組とともに,平成15年3月に中央教育審議会から,教育を根本から見直し,新しい時代にふさわしい教育を実現するという観点から,「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」が答申されています。また,中央教育審議会では,15年5月の「今後の初等中等教育改革の推進方策について」の諮問などを受けて,初等中等教育の当面の教育課程及び指導の充実・改善について答申を出すとともに,現在は義務教育など学校教育に関する諸制度の弾力化や高等教育の将来構想,生涯学習の振興方策などについて審議を進めています。

 文部科学省では,教育改革の推進と教育基本法の改正に関する国民的議論を深めるため,平成15年5月から6月にかけて,全国5会場(山口,熊本,新潟,北海道,愛知)で「教育改革フォーラム *1 ―教育改革の推進と教育基本法の改正について―」を開催しました。15年10月には,東京・石川・香川の3会場をエル・ネット *2 でつないで「教育改革フォーラム−エル・ネットで結ぶ新しい教育−《教育改革の推進と教育基本法の在り方について》」を開き,その模様を全国のエル・ネット受信施設を有する986か所の会場で放映しました。

 文部科学省では,このほかにも,{1}都道府県,PTA,各種教育関係団体が主催する研修会などで最近の教育改革の動向などを説明するとともに,{2}教育改革に関する各種パンフレットの作成・配布や各種広報誌などを通じて,教育改革の動向などの国民への周知に努めています。

教育改革フォーラムの様子(平成15年10月東京会場)

教育改革の進捗状況

教育改革に関連する中央教育審議会への諮問事項・答申について



*1 フォーラム

 公開討論会のこと。


*2 エル・ネット

 通信衛星を活用して教育,科学技術,学術,文化・スポーツに関する情報を直接全国に発信する文部科学省の情報通信ネットワーク(参照: 第2部第10章第2節2 )。


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