ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
  高等教育改革Q&A?
  Question2


最近「大学を評価する」という言葉をよく聞きますが,その目的は何ですか。また,だれがどのように大学の教育研究活動を評価するのですか。その際,実際その大学に通っている学生の意見を取り入れるということはありますか。

Answer

 大学評価という場合,大きく分けて,{1}大学の質的向上のための情報収集・公表を目的とするもの(自己点検・評価,平成16年度からスタートする認証評価制度など),{2}公的資源配分や政策決定を目的とするもの(国立大学法人制度に基づく評価制度など),{3}大学に関心を持つ人々への各種情報提供を目的とするもの(受験予備校や民間出版社によるものなど)などがあります。

 このうち,{1}については,各大学がその教育研究の理念・目標に照らして,教育研究活動の状況を自ら点検・評価し,これに基づき教育研究の改善を図る「自己点検・評価」の取組が行われてきました。

 そして,平成16年度からは,この自己点検・評価に加えて,国公私すべての大学は文部科学大臣の認証を受けた評価機関(認証評価機関)によって定期的に評価を受ける制度が導入されることとなっています。認証評価機関は,自ら定める大学評価基準に従って評価を行い,評価結果を大学に通知するとともに,社会に公表します。これにより,大学は社会から評価を受けるとともに,評価結果を踏まえて自ら改善を図ることとなり,その教育研究の質の向上に資することとなります。

 また,{2}については,近年様々な形で評価結果を資源配分に反映させることが行われてきましたが,平成16年4月から開始される国立大学法人制度の中で,国立大学法人の業績を評価する制度が導入されることとなっています。これは,国立大学法人の中期目標の期間(6年)における業務の実績についての評価を,文部科学省に置かれる国立大学法人評価委員会が実施するものであり,この評価結果については国立大学法人に対する資源配分に反映させることが予定されています。

 また,{3}については,近年,受験予備校や民間出版社などにより,情報提供を目的として多様な観点から大学の評価が行われているところです。

 このように,大学評価の目的はいくつかの類型に分けられることから,評価の具体的な方法についても目的に応じた適切なものとされることが必要です。

 この点,{1}における自己点検・評価や認証評価,また{2}における国立大学法人の評価においても,評価する事項に教育を受ける学生など大学の利用者の視点などを取り入れることは極めて重要であり,今後,多様な観点を加味した評価の取組が期待されるところです。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ