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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
第2章  高等教育改革の新展開
第4節  教育研究の一層の充実のために
2  特色ある大学教育支援プログラム


 個性輝く大学づくり,国際競争力の強化,教養教育の充実などが求められる中で,大学における教育の質の充実や世界で活躍し得る人材の養成は重要な課題であり,各大学における教育面での改革の取組を一層促進していく必要があります。

 文部科学省では,高等教育関連の諸会議など関係各方面からの,大学の多様化の必要性や教育面で重点を置く大学へのインセンティブ(動機付け)の必要性などの指摘を踏まえ,平成15年度から「特色ある大学教育支援プログラム」を実施しています( 図1-2-16 )。


(1) 趣旨・目的

 「特色ある大学教育支援プログラム」では,国公私立大学を通じ,大学教育の改善に資する特色ある優れた取組を選定し支援するとともに,事例集の発行やフォーラムの開催などにより,広く社会に情報を提供します。

 本プログラムは,教育改善の取組について各大学及び教員のインセンティブになるとともに,他大学の取組の参考になり,高等教育の活性化が促進されることを目的としたものです。

図1-2-15 「21世紀COEプログラム」について

表1-2-2 21世紀COEプログラムの実績

図1-2-16 「特色ある大学教育支援プログラム」について


* ペーパーレフェリー

 審査の参考となる評価書を作成する。


(2) 概要

{1}本プログラムの対象

 学生教育に関する取組のうち,各大学・短期大学の教育目的に沿った特色ある組織的なものであって,今日まで継続的に実施し実績を挙げている取組(複数の大学又は短期大学が共同で行うものを含む)を対象としています。その際,特に新規性は見られなくても,真摯な教育努力を継続的に積み重ねており,着実に成果を挙げている取組についても本事業の対象としています。

{2}応募

 「特色ある大学教育支援プログラム実施委員会」では,特色ある優れた取組の応募を受け付けるに当たり,大学教育の改善に資する五つのテーマ例を提示しています (表1-2-3)

 応募は毎年度,各大学・短期大学から1件としており,応募時には,選定を希望するテーマ例を大学・短期大学が選択することとしています。ただし,複数の大学又は短期大学が共同で行うものについては,別件として応募することができるほか,五つのテーマ例以外にも大学・短期大学が独自にテーマを設定して応募することも可能です。

 なお,本事業では5年計画で募集する予定であり,平成16年度以降も15年度と同じテーマ構成とする予定ですが,必要に応じて見直しを行うこともあります。

表1-2-3 「特色ある大学教育支援プログラム」におけるテーマ・取組の例」

{3}審査・選定

 特色ある優れた取組の選定に当たっては,「特色ある大学教育支援プログラム実施委員会」(委員長:絹川正吉 国際基督教大学長)において審査をします。同委員会は,文部科学省の外部で,(財)大学基準協会を中心に各関係団体の協力を得て運営されており,国公私の大学・短期大学関係者,専門家,その他有識者から構成されています。同委員会では,公正性,透明性を確保するため,委員名,審査基準などを積極的に公開しています。

{4}特色ある優れた取組の社会への情報提供

 選定された取組については,事例集に取りまとめ,さらに,選定された取組のうちいくつかを全国数か所で開催するフォーラムで取り上げることにより,広く社会に情報提供することとしています。

{5}平成15年度の実施状況

 初年度である平成15年度は,664件の応募を受け,80件が選定されました。


(3) 財政的支援

 本プログラムの選定に関連して,各大学・短期大学における教育改善の取組を支援する観点から,選定された取組については,既存の経費の配分枠組の範囲内で選定の結果を反映し,関連支援経費として,本プログラムのための予算枠分(13億円)を核に,他の経費も活用しながら財政的支援を行うこととしています。


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