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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
第1章  高等教育改革はどこまで進んだか
第3節  教育研究システムを柔構造化する
2  修了年限の弾力化等



(1) 早期卒業

 世界的に見て,学士の学位を取得するために必要な課程の年限は4年とされる方向にあり,我が国においても大学の学部教育は,原則として4年の修業年限となっています。

 一方で,優れた学生については,その能力・適性に応じた教育を行い,優れた才能を一層伸長できるようにすることが重要です。

 このことから,平成12年4月に入学した学生から,大学が責任ある授業運営を行っていることを前提に,厳格な成績の評価を行うなど一定の要件の下で,3年以上4年未満の期間で卒業に必要な単位数を優れた成績で修得できた者について,例外的に早期卒業が認められることになりました。


(2) 飛び入学

これまでの我が国の教育に対しては,過度に平等性を重視しているとの指摘がなされており,今後,一人一人の能力・適性に応じて,その能力の伸長を図る教育をより一層進めていくことが重要です。

コラム2

先進科学プログラム(飛び入学)

 千葉大学では平成10年度より,新しい課題に取り組む科学フロンティアを育成するために「飛び入学」を実施しています。入学者選考では参考書の持ち込みを認めた筆記試験と,時間をかけた面接により,思考力と創造性に富んだ人材の発掘に努めています。入学後も通常のカリキュラムに,3〜4名の少人数セミナー,徹底した英語教育,1か月の海外研修を加え,専門基礎のしっかりした国際感覚に溢れる人材を育成しています。これまでに1期生と2期生は全員修了し,3期生も全員が大学院に進学を決めています。学部も3年で修了し,米国の大学院へ飛び入学する者も2名育ちました。これらの実績を基に,当初は物理学だけに限られていた飛び入学を,15年度から物理学に関連した先端工学分野(フロンティアテクノロジーコース)を開設し,16年度には人間の心を科学する分野(人間探求コース)へと拡大する計画が進行中です。

セミナー風景

 このため,平成14年4月から,数学又は物理学の分野に限って認められていた飛び入学の対象分野の限定がなくなり,一定の要件を満たす大学は,高等学校に2年以上在学しており,特に優れた資質を有すると認めた者を,大学に入学させることができるようになりました(15年度現在,千葉大学と名城大学において実施)。また,同様の考え方から,大学3年までで優秀な成績を修めたと認められた者は,大学の卒業を待たずに大学院に入学することができるようになりました(14年度現在,37大学において実施)。


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