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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
序章  序章知識基盤社会を支える高等教育
2  知識基盤社会における高等教育の役割と改革の必要性
(3)  高等教育の将来展望


 このように,現在,我が国の高等教育は,これまでの改革の蓄積の上に立って,新しい枠組みの下で新たな時代に入ろうとしています。その中で,各大学などは,それぞれの特色を生かし,それぞれの将来展望を描くことが求められています。しかし,同時に,高等教育システム全体としても,これからの将来展望を描くことが必要です。社会の構造変化に対応して,大学も,新しい社会において期待される役割を適切に果たし得る新しい大学像を構築していかなければならない段階にきています。大学とは何か,学部や大学院,その他の高等教育機関はそれぞれどのような役割を担うのか,生涯にわたっていつでも必要なときに,学びたいものを学べるよう,その機会をどう保障していくのか,世界水準の教育や研究を実現していくには何が必要かなどの課題について検討し,方向性を示すことが求められています。

 また,これらに加えて,社会がどのように高等教育を支えていくのかについての考え方を示すことが必要です。社会が優れた高等教育システムを持つことを必要としているとすれば,それに見合う財政支援の充実とともに,高等教育の発展のための社会基盤の整備が必要です。大学などにおいて身に付けた能力が生かされる職場や,研究の成果を活用する仕組みの整備なしに,高等教育が進化することはできないからです。

 このような観点から,現在,中央教育審議会大学分科会を中心に,これからの高等教育の将来構想についての審議が行われています。

 今,日本の高等教育の世界では,交錯する期待と不安,そして多くの課題を抱えつつ,新しい時代の幕が開かれようとしています。


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