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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
序章  序章知識基盤社会を支える高等教育
2  知識基盤社会における高等教育の役割と改革の必要性
(2)  新しい高等教育改革の展開


 このような状況の中で,大学などの高等教育機関に対する期待が急速に高まってきました。大学などにおいては,これまで様々な改革が進められてきましたが,依然として深刻な課題を抱えています。教育内容・方法の改革が学生の変化に追い付いておらず,教育の質が低下しているのではないか,教育面でも研究面でも社会との連携が不十分ではないか,様々な規制や慣行に縛られて機動的な意思決定ができず,社会の変化に対応できていないのではないか,といった強い批判があります。

 これらの批判にこたえていくためには,個々の具体的な改革の取組もさることながら,それらを促進し,加速する競争的な環境の醸成が必要です。知識基盤社会における高等教育機関は,社会と密接に連携し,活発な相互作用を通じて進化していくことが不可欠です。さらに,各高等教育機関が,柔軟かつ機動的に意思決定を行い,それを実行できる自律性が必要です。同時に,信頼性のある評価が行われ,その情報が,高等教育機関のみならず社会一般に公表されることが重要です。

 第2章で詳しく述べるように,平成16年度から国立大学が法人化され,また,学校法人制度の大幅な見直しが検討されています。これらは,大学などの自律性を高め,それを支える意思決定の仕組みを改革するとともに,透明性を高めることを目的とするものです。また,公的な認証を受けた評価機関がすべての大学を定期的に評価し,その結果を公表する,いわゆる認証評価制度も同時にスタートします。さらに,15年度に専門職大学院制度が導入されました。これは,社会の各界で高度の専門的な職業に従事する人材の養成を目的とする,新しい大学院を設ける制度です。その一つとして,16年度から法科大学院制度が創設されます。専門職大学院の設置を通じて,大学と社会との連携を強めることにより,大学全体の改革の大きな契機になることが期待されます。


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