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第1部   創造的活力に富んだ知識基盤社会を支える高等教育〜高等教育改革の新展開〜
序章  序章知識基盤社会を支える高等教育
2  知識基盤社会における高等教育の役割と改革の必要性
(1)  知識基盤社会における高等教育の役割


 新しい技術や情報が,経済活動をはじめ社会の様々な活動の基盤になる,いわゆる「知識基盤社会」においては,中等教育修了後も継続して教育を受ける機会の確保は従来以上に重要になります。中等教育修了後の学習機会を提供する機関には,いわゆる高等教育機関のほかにも,公的な職業訓練施設や教育サービス産業などそれぞれ特色を持つ多様なものがありますが,高等教育機関はその中核として,極めて重要な役割を果たすことが期待されます。特に,大学は,教育のみならず,学術研究の中心として,知の創造とその担い手の養成に中核的な役割を担うものです。諸外国においても,大学をはじめとする高等教育の改革が国家的課題になっているのは,このような各国共通の背景があることによるものと考えられます(参照: 第1部第4章 )。

 我が国においても,産業競争力を強化し,雇用を確保する上で,改めて大学などの役割の重要性が認識されるようになっています。特に,我が国では,世界に例を見ない速度で少子高齢化が進んでおり,例えば平成62年(2050年)には,生産年齢人口(15歳〜64歳)約1.5人で老齢人口(65歳以上)1人を支えるという状況が予想されています 図6 )。こうした状況に対応し,我が国の活力を維持していくためには,国民一人一人の知的生産能力を高めることが不可欠です。

図6 日本の総人口と総人口に占める老齢人口の割合


* 平成62年における人口予想について

 「日本の将来推計人口」(平成14年1月,国立社会保障・人口問題研究所)の中位推計では,平成62年の総人口は100,593千人で,15〜64歳は53,889千人,65歳以上は35,863千人と推計されている。


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