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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第12章  防災対策の充実
第1節  防災対策の基本的考え方


 地震,火山災害,風水害等の自然災害,また,原子力災害等の事故災害等に対し,迅速かつ適切に対処するため,防災行政を総合的かつ計画的に推進することは極めて重要です。

 このため,文部科学省においては,次のような観点を基本とし防災対策の充実に努めています。

{1}学校等における児童生徒等の生命・身体の安全を図ること。 {2}災害による教育研究遂行上の障害を取り除き,教育研究活動の実施を確保すること。 {3}文教施設及び研究開発機関等の施設・設備の防護・復旧に万全を期すること。 {4}防災に関する研究活動等の効率化と強化を図ること。 {5}原子力災害の発生及び拡大を防止し,原子力災害の復旧を図ること。 {6}被災者の救援活動に関し,的確な連携・協力を行うこと。

 これらの趣旨を踏まえ,文部科学省は災害対策基本法及び大規模地震対策特別措置法に基づき,総合的な防災対策の確立並びに災害予防対策,災害応急対策及び災害復旧・復興にわたる諸施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とする「文部科学省防災業務計画」を策定しています。

 この業務計画は,「地震災害」,「風水害その他の災害」,「原子力災害」,「大規模な事故による災害」等,災害ごとに構成されており,その各々につき,「災害予防」,「災害応急対策」,「災害復旧・復興」とともに,「地域防災計画の作成の基準」が定められています。

 なお,都道府県及び市町村は,防災基本計画 や文部科学省防災業務計画等を基に地域防災計画を作成し,防災体制の整備充実を図ることとされています。


*防災基本計画

 防災基本計画は災害対策基本法に基づき,中央防災会議(会長:内閣総理大臣)が作成する我が国の防災に関する基本的な計画であり,各種防災計画の基本となるものです。

 この計画に基づき,各指定行政機関及び指定公共機関は防災業務計画を作成します。


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