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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第9章  文化を大切にする社会の構築に向けて
第2節  芸術創造活動の推進
1  芸術創造活動の活性化支援─文化芸術創造プラン(新世紀アーツプラン),芸術文化振興基金─



(1) 文化芸術創造プラン(新世紀アーツプラン)

 我が国の文化芸術の振興を図るために,「世界水準の芸術家,世界に羽ばたく新進芸術家,感受性豊かな子どもたち」の育成を総合的に行うことを目的として,文化庁では従来からの支援施策を再構築して,平成14年度に「文化芸術創造プラン(新世紀アーツプラン)」を創設し,文化芸術の創造活動に対する支援を行っています。

{1}オペラ,バレエ,映画などの重点支援による優れた芸術の創造
図2-9-2

{2}世界に羽ばたく新進芸術家の養成

 「文化芸術創造プラン(新世紀アーツプラン)」の一環として,新進芸術家の海外留学や,国内研修への支援,発表機会の確保,世界的な芸術家による特別指導事業を開始し,新進芸術家の養成を図っています。

表2-9-1 世界に羽ばたく新推芸術家の養成

{3}こどもの文化芸術体験活動の推進

 子どもたちが,本物の文化芸術に直に触れたり,創造活動に参加することにより,多くの感動体験を得,感受性豊かな人間として育成されるように,「本物の舞台芸術に触れる機会の確保」,「学校の文化活動の推進」,「文化体験プログラム支援事業」を「文化芸術創造プラン(新世紀アーツプラン)」の中で実施しています。



(ア)本物の舞台芸術に触れる機会の確保

 子どもたちが,学校の体育館や公立文化施設において優れた舞台芸術を鑑賞するとともに,芸術文化団体等による実演指導,ワークショップ(指導者の指導を受け演技を体験したり,自由な討論を行い交流する機会)やこれらの団体等との共演に参加し,本物の舞台芸術に身近に触れる機会を提供しています。

(イ)学校の文化活動の推進

 非常に優れた活動を行っている芸術家や伝統芸能の保持者等を出身地域の学校等に派遣し,優れた技の披露や,文化活動のすばらしさ,地域の誇りなどについての講話を通して,子どもたちの芸術への関心を高める「学校への芸術家等派遣事業」を行っています。さらに,子どもたちに文化部活動の成果発表の舞台を提供することによって,目的意識を持ち文化部活動に参加することができるようにするため,「全国高等学校総合文化祭」,「全国高等学校総合文化祭優秀校公演」を実施しています。

 平成13年度に実施した「文化部活動指導者派遣事業」は,平成13年度第1次補正予算で創設された「緊急地域雇用創出特別交付金」(厚生労働省)の推奨事業として,各都道府県において実施することが可能になりました。

(ウ)文化体験プログラム支援事業

 子どもたちが日常の生活圏の中で,年間を通じて多様な文化に触れ,体験できるよう,市町村がプログラムを作成し,モデル事業として実施することを支援しています。


(2) 芸術文化振興基金

 芸術文化振興基金は,政府の出資金と民間からの出えん金を原資として,安定的・継続的に多様な芸術文化活動に幅広く援助を行うため,平成2年3月に設けられました。平成14年度は約13億980万円の助成を芸術創造普及活動や地域文化振興活動などに対して行う予定です。


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