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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第8章  スポーツの振興と青少年の健全育成に向けて
第6節  青少年健全育成の推進
2  子どもの読書活動の推進


 今日,テレビ,ビデオ,インターネットなどの様々な情報メディアの発達・普及や子どもの生活環境の変化,さらには幼児期からの読書習慣の未形成などにより,子どもの「活字離れ」が指摘されています。

 平成13年5月に行われた調査によれば,児童生徒の1か月の平均読書冊数は,小学校で6.2冊,中学校で2.1冊,高等学校で1.1冊,1か月に1冊も本を読まなかった児童生徒の割合は,小学校で10.5%,中学校で43.7%,高等学校で67.0%となっています。

 読書活動は,子どもが,言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,創造力を豊かなものにし,人生をより深く生きる力を身に付けていく上で,欠くことのできないものであり,社会全体でその推進を図っていくことは極めて重要です。

 平成11年には,読書の持つ計り知れない価値を認識して,子どもの読書活動を国を挙げて支援するため,12年を「子ども読書年」とする旨の衆参両院の決議がなされました。また,同年に出された「教育改革国民会議報告書」では,「読み,書き,話すなど言葉の教育」を重視すべきことが提言されました。

 このような中で,子どもの読書活動の推進の取組を進めていくため,平成13年12月に議員立法により「子どもの読書活動の推進に関する法律」が成立,公布・施行されました。この法律は,子どもの読書活動の推進に関し,基本理念を定め,国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに,国が「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定・公表すること,地方公共団体が「子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画」を策定・公表すること,4月23日を「子ども読書の日」とすることなどを定めることにより,施策の総合的かつ計画的な推進を図るものです。

 この法律が施行されて初めての「子ども読書の日」となる平成14年4月23日には,文部科学省では,子どもの読書活動の普及・啓発を図るため「子どもの読書活動推進フォーラム」を開催しました。また,各地方公共団体,学校,図書館等でも,この日を中心に,様々な取組みが行われました。

 さらに,平成14年8月には,この法律の規定に基づき,「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」が閣議決定されました。これは,平成14年度から平成18年度までのおおむね5年間にわたる施策の基本的方向と具体的方策を示したものですが,その概要は,次のとおりです。


(1) 家庭・地域・学校を通じた,子どもが読書に親しむ機会の提供
○家庭教育に関する学習機会等を通じた,親に対する,読書の重要性の理解の促進 ○図書館等における子どもの読書活動の推進,「子どもゆめ基金」による民間団体の活動への支援 ○学校における学習活動を通じた読書習慣の確立,読書活動の推進

(2) 図書資料の整備等の諸条件の整備・充実
○図書館や公民館図書室など地域における読書環境の整備 ○図書館の図書資料の整備や情報化の推進,司書の研修等の充実 ○学校図書館の図書整備5か年計画,情報化の推進,司書教諭の発令の促進等

(3) 学校,図書館などの関係機関,民間団体等が連携・協力した取組みの推進
○図書館を中心とした他の図書館,学校,保健センターなどの関係機関や民間団体など  との連携・協力 ○地域の総合的な推進体制の整備

(4) 社会的気運醸成のための普及・啓発
○子ども読書の日(4月23日)を中心とした全国的な啓発広報 ○ホームページの開設による関連情報の広範な提供

 文部科学省では,本基本計画に基づき,関係府省等の緊密な連携の下,子どもの読書活動の推進に関する施策の一層の充実を図っていくこととしています。



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