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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第8章  スポーツの振興と青少年の健全育成に向けて
第1節  スポーツ振興への新たな取組
4  子どもの体力向上について


 社会環境の変化による生活習慣の乱れ,運動する時間,場所,仲間の減少などにより,子どもの体力が長期的な低下傾向にあるとともに,将来の生活習慣病への危険性が高まっています。このような状況を踏まえて,平成13年4月11日に文部科学大臣から「子どもの体力向上のための総合的な方策」について諮問されて以降,中央教育審議会の下にあるスポーツ・青少年分科会において,合計17回に及ぶ審議を重ねた上で,平成14年9月30日に中央教育審議会総会で答申が提出されたところです。

 答申では,子どもの体力低下の現状とその原因について分析した上で,子どもの体力低下の問題が子ども自身のみならず,将来の社会全体へ及ぼす影響について指摘しています。また,子どもがより一層体を動かすとともに,適切な生活習慣を身に付けていくために行政や学校,家庭,地域社会が取り組むべき具体的な方策について提言されています。

■答申の要点

(1)子どもの体力の現状
○昭和60年ごろから体力・運動能力の低下傾向が続くとともに,肥満傾向の割合が増加し,将来の生活習慣病への危険性が高まっている。

(2)子どもの体力向上の目標
{1}運動をするための体力  体力・運動能力調査における全体の平均値を低下傾向から上昇傾向に転じ,当面これまでの最高値を超えることを目指す。 {2}健康に生活するための体力  生活習慣病につながる要因に関する値(高血圧者の割合など)や生活習慣病にかかっている者の割合を現在より下げていくことを目指す。

(3)子どもの体力低下の原因
○外遊びやスポーツの重要性の軽視など国民の意識 ○子どもを取り巻く環境の問題 ○子どもの生活習慣の乱れ

(4)子どもの体力向上のための総合的な方策
{1}体力向上に向けたキャンペーン「外遊びとスポーツのすすめ―体を動かそう全国キャンペーン(仮称)―」の展開 {2}子どもが体を動かすための動機付け―「外遊び・スタンプカード(仮称)」と親子で行うスポーツ活動― {3}地域において子どもが体を動かすための環境整備―「スポーツふれあい広場」などによる機会,場,仲間の確保― {4}学校の取組の充実―創意工夫をこらした体力つくりと地域社会との連携― {5}体力向上のためのプログラム開発と「スポーツ・健康手帳(仮称)」の作成 {6}体力向上に資する子どもの生活習慣の改善―よく食べ,よく動き,よく眠る“健康3原則”(調和のとれた食事,適切な運動,十分な休養・睡眠)の徹底―

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