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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第6章  研究開発の戦略的重点化
第3節  宇宙・航空分野の研究・開発及び利用の推進
3  宇宙輸送の取組


 宇宙開発を推進していくためには,必要な時に必要な物資や機器を宇宙空間の所定の位置に展開する能力を確保することが重要です。

 このため,我が国においては,使い切り型ロケットとして宇宙開発事業団がH-2Aロケット,宇宙科学研究所がM-Vロケットを開発してきました。また,米国のスペースシャトルのように何度も使える再使用型輸送系に関する研究開発も行っています。


(1) H-2Aロケット

 H-2Aロケットは,今後の国際宇宙ステーションへの補給,人工衛星の打上げ等の輸送需要に柔軟に対応できるよう,信頼性の向上と大幅な費用低減を目指した我が国の基幹ロケットであり,世界的に見ても最先端のロケットです。平成13年8月,14年2月の試験機2機に続き,14年9月10日には初めての本格運用段階となる3号機及び12月14日の4号機の打上げに成功したところです。また,標準型については民間移管を行い,民間の効率的かつ迅速な経営手法により,コスト低減,品質向上等を図ることにより,国際競争力の向上を目指しています。


(2) M系ロケット

 科学衛星打上げのため,宇宙科学研究所では,L(ラムダ)ロケットの開発を経てM(ミュー)ロケットを開発してきました。

 M系ロケットは,全段に固体推進薬を用いたロケットです。低軌道へ約1.8トンの打上げ能力を有するM-Vロケットの開発を進め,1号機,3号機及び12月14日の4号機の打上げに成功しました。


(3) 宇宙往還技術試験機(HOPE-X)

 無人有翼往還機の主要技術の確立を図るとともに,将来の再使用型輸送機の研究に必要な技術蓄積を図ることを目的とした宇宙往還技術試験機(HOPE-X)については,これまでの開発成果を踏まえた成果の取りまとめを行いつつ,再使用型輸送系の要素技術等の研究開発や高速飛行実証(平成14,15年度を目標)に集中して進めることとしています。


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